
ドラゴンズナビゲーター 長谷川巧さん
選手に、そしてファンに、いつもの声を届けたい―。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっているプロ野球の開幕。ナゴヤドームのドラゴンズ戦で場内アナウンスをする担当者も、球春到来を待っている。グラウンド上でアナウンスするドラゴンズナビゲーターの長谷川巧さん(46)、スタンドの放送室からアナウンスする山口由華さんに、電話やメールで開幕を待つ思いなどを聞いた。
ナゴヤドームのドラゴンズ戦では、試合前のスタメン発表などさまざまな場面でグラウンド上から力強いアナウンスが響き渡る。ファンも一緒になって盛り上がる声を届けているのは、ドラゴンズナビゲーターの長谷川巧さん。2015年から担当。今年で6年目となるシーズンはしかし、なかなか始まらない。
今年も、2月下旬は沖縄でのオープン戦でアナウンスを担当。その後もナゴヤドームでオープン戦や練習試合はあったが、3月25日でいったん終了。今は、MC講座の講師など他の仕事もストップしているという。
名古屋市出身の長谷川さんは「昔から野球が、ドラゴンズが大好き。この仕事をやらせてもらっているのも、とんでもなく幸せ」という。それができなくなっているが、「今はみんなで我慢する時期かなと、どこかで思っています」と受け止める。そんな中、開幕へ向けた準備を進めている。
健康を保つことに留意しながら「今だからできることとして英語の勉強をしています」。もともと英語は得意でなかったが「場内アナウンスで英語バージョンも持てるようになったらと思いまして。もちろん、それをやるとなっているのではないですが、時間のある今はいいタイミングと思って勉強しています」という。
英語の習得は以前から考えていて、今年の1月から2月にかけては個人レッスンを受けたそうだ。今は世界情勢の雑誌を購入し、付録のCDで英語での解説を聞きながら読んだり、音声は日本語、字幕は英語にして洋画を見たりしている。
そして開幕した日への思いもはせている。最初にスローガンの「昇竜復活」をコールする時、長谷川さんが「昇竜」と切り出し、スタンドから「復活!」と続いてほしいという。「晴れてその日が来たら、みなさんに『復活』と言ってほしいですね」。球音が戻ってきたのをファンと一緒に喜べる日が来ると信じて、待っている。
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