アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)がツアーに戻ってくる。2月25日に開幕する米女子、ゲインブリッジ選手権への出場が発表された。2008年にツアーから引退して以来、実に13年ぶりの公式試合となる。とはいえ、年間を通じてツアーに復帰するわけではない。
メジャー10勝を含むツアー通算72勝の元女王。昨秋に50歳を迎え、(50歳からの)シニア競技への戦意が突如芽生えた。目指すは「全米シニア女子オープン制覇」だ。
1月の米女子開幕戦、ダイヤモンドリゾーツはセレブ部門で参戦した。「良いショットを打てたが、自分でも驚くほど緊張した。もっと実戦を積むことが必要」。試合勘を戻したいと思っていたところ、自身のホームコース、レイクノナG&CC(フロリダ州オーランド)で今回のゲインブリッジ選手権が開催されることとなり、「またとないチャンス」と出場を決めたというわけだ。
13年の月日は長い。現在トップで活躍する若い選手の多くはソレンスタムの現役時代を知らない。引退後は再婚して2児の母となる一方で、アカデミーを通じてジュニアの育成に取り組んだ。ウエアなどのゴルフブランド「アニカ・ブランド」設立やコース設計にも手を広げ、夫とともにビジネス手腕も発揮する。
今年1月にはIGF(国際ゴルフ連盟)の会長に就いた。東京五輪にも会長として赴く予定だが、全米シニア女子オープン(コネティカット州)の日程が五輪と重複する7月29日~8月1日に変更された。それでも「スケジュールが調整できれば出場したい」と強い意欲を見せる。母となり、再び競技に復帰するソレンスタムの歩みは、多くの女子選手の希望となる。ますますの活躍に期待したい。(全米ゴルフ記者協会会員)
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