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Thursday, July 8, 2021

宮大が帰ってくる? - Miyanichi e-press - 宮崎日日新聞

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 年配者には「昔、巨人がキャンプしてた所」と言った方が分かりやすいか。宮崎市錦本町の県有グラウンド。整備運営事業を落札した企業グループが宮崎大に一部機能の移転を打診していることが分かった。

 同大学も木花、清武に次ぐ新たなキャンパスとして位置づけたい考えで、県内の他大学との連携も模索するという。具体的な規模や内容は未定だが、再開発が進むJR宮崎駅に近い好立地。宮大が市街地に「帰ってくる」ことを歓迎する市民は多いのではないか。

 大学祭などを見て、今の学生らが学園生活を楽しんでいるのは知っている。ただ郊外だと、周辺に遊んだり話したりできる店が少ない。かつての学生街のにぎやかさを知る者には味気なく映る。余計なお世話だが、学生にとって何か大事なものが欠けた印象をぬぐえない。

 ところが近年、東京や関西、また一部の地方大学で都心回帰が進んでいる。人口減少による施設の集約化、都心にあることでイメージアップできることなどが理由だろう。学生にとっても交通の便がよく、アルバイト先が多い。社会活動の現場がそばにあることで、学生も世の中の仕組みを学べる。

 地元就職につながるケースが増えるかもしれない。また地域住民と触れ合い、活動に参加することが、人格形成に役立つはずだ。だが最も期待するのは街の住人だろう。市街地に若者があふれるだけで活気が出る。駅周辺の再開発とともに進展を見守りたい。

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