andisendi.blogspot.com 「丘の頂上まで全力で、その後は気合で踏み続けた」と、ジロ最終日で勝利を飾ったマッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)は語った。総合2位でも笑顔を見せたカラパスや、自身最後のジロを終えたニバリなどのコメントを紹介します。
ステージ優勝:マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)
キャリア初のグランツール区間優勝を挙げたマッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) photo:CorVos
信じられない。これが現実だと理解するのにしばらく時間がかかるだろう。チームとして2つ目の個人タイムトライアルでの勝利だ。冬にジャイアントやカデックス、アレーサイクリングといったパートナーたちと共にタイムトライアル向上を目指した努力が実った。
今日の目標は丘頂上のトップタイムを獲ること。そこからの下りと平坦は残っている体力次第だった。下りの路面が少し濡れていたが、何の問題もなく勝利を掴むことができた。信じられないよ。友人であるフィリッポ(ガンナ)とはこの3週間何度も話し、この中継も観ているはず。きっと僕のことを誇りに思ってくれるはずだ。
ステージ2位:テイメン・アレンスマン(オランダ、チームDSM)
登りのあるタフなコースで、全力を尽くし掴んだ2位という結果。3週間という激しい戦いの最後で、ステージ2位は満足と言える。ジロを終える成績としては悪くない。
ステージ10位&総合2位:リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
総合2位に沈むも笑顔で表彰台に上がったリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ) photo:RCS Sport
厳しいジロを終え、この結果に満足している。昨日はバッドデイでベストからは程遠い状態ではなかった。最終的に最も強い者が勝利した。それだけだ。僕にとってジロは大好きなレースで、来年また出場するかは未定だが、いつの日か必ず戻ってきたい。
戦い続けた末、表彰台に上がることができた。2位は素晴らしい結果だしチームもそう思ってくれているはず。僕らは常に勝利を求めていたものの、これが現実だ。この2年ほどトップレベルであり続けることができた。だからまたジロに戻ってきたい。
ジロには沢山の良い思い出と多くの出来事を体験ができた。そして再びあの美しいマリアローザに袖を通すことができ、本当に美しい瞬間だった。2019年の記憶が蘇ってくる特別な体験だったよ。
総合3位:ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)
自身2度目となるジロの総合表彰台に立ったミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Bahrain - Victorious
昨日のこともあり、総合2位まで上がることが出来ると信じて走っていた。とても特別なジロだった。最終週まで総合順位にはあまり動きながなく、ライバルたちから大きな差を作ることは難しかった。僕にとってジロ2度目の総合表彰台。序盤こそ予想外な出来事に戸惑ったものの、強い選手たちと台頭に渡り合うことができた。
キャリア最後のジロを総合4位で終えたヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナカザフスタン)
ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ・カザフスタン)は総合4位で自身最後のジロを終えた photo:RCS Sport
ヴェローナでの最終日はタフなコースだったが、ベストを尽くし懸命に走った。コースは熟知していたので限界まで踏み込み、フィニッシュ後はとても疲れたよ。だがヴェローナ・アリーナに入った瞬間、最高の雰囲気による感動が疲れを吹き飛ばしてくれた。
ジロを総合4位という良い成績で終えることができ、本当に嬉しく満足感に満ち溢れている。厳しくも美しいジロ・デ・イタリアだった。チームや初日からずっと僕を追いかけてくれたファンのサポートを受けながら、一日一日を懸命に走った。この後は休養を取り、次に進む準備をしなければならない。なぜならシーズンはまだ終わっていないのだからね。僕にはまだ達成すべき目標が残っているんだ。
マリアチクラミーノ(ポイント賞):アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
大差でマリアチクラミーノを射止めたアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ) photo:Groupama - FDJ
ジロ3勝とマリアチクラミーノを獲得できた。表現しようのない感情に包まれている。ここまで一生懸命に走ってきた成果が、ここヴェローナで報われたんだ。
マリアアッズーラ(山岳賞):クーン・ボウマン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)
ステージ2勝とマリアアッズーラを射止めたクーン・ボウマン(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) photo:RCS Sport
忘れられない3週間になった。たくさんの人が沿道で僕の名前を叫んでくれ、鳥肌が立ったよ。かつてマリアアッズーラを着用したヨープ・ズートメルクやスティーヴン・ロークス、ヘルト=ヤン・テュニスなどの偉大な選手たちと肩を並べたなんて思っていない。だが、これからそんなレジェンドたちと一緒に僕の名前が並ぶんだ。
ステージ2勝は素晴らしく、山岳賞獲得も同じぐらい嬉しい。ジロが終わってしまって寂しいが、家族や友人に会えると思うと心が踊る。本当に素晴らしい3週間だった。
マリアビアンカ(ヤングライダー賞)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
10日間に渡りマリアローザを着用し、マリアビアンカを獲得したフアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード) photo:Trek - Segafredo
自分が成し遂げたことをまだ信じることができない。家に帰ってもこれを理解するのに時間がかかるだろうね。このジロで最良だったのはエトナ山でマリアローザに袖を通した時。いままでで最も美しい瞬間だった。チームで祝う今夜のディナーを楽しみ、その後は家族と祝福したい。
マリアローザを獲得したジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)のコメントは、別途記事で紹介します。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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