今年、ステップ・アップ・ツアーは30周年を迎えました。長い歴史の中で、さまざまな強化策が行われ、ツアーは変遷していきます。前回もクローズアップ。本格的なツアー強化を明確にした2013年、ルートインカップ上田丸子グランヴィリオレディースで、プロ初優勝を飾った葭葉ルミはステップ出場の2シーズンを「貴重な時」と表現しました。
「本当は、いきなりJLPGAツアーで活躍することが理想…」としながら、当時を振り返っています。「プロを目指した頃は、とにかく最終プロテストで合格することが一番の目標だった。ところが、安心したわけではないけど、テスト合格の後、QTなどがうまくいかない。でも、ステップ・アップ・ツアーで試合は同じゴルフでも、全く違うことを教えてくれた」という。
特に感謝していることは、「先輩の方たち」。少し間を置き、「大会へ出場すると、わかると思います。とにかく、新人の頃、痛感したことは先輩の皆さんのあたたかさ。あいさつや、朝の練習をどうしたらいいか。私はそれほどプロの試合の経験が少ないからわからなかった。特にプロテスト合格後の1年目は、とにかく先輩方のいろいろなことを拝見しながらです」。試合では13年の中国新聞ちゅーピーレディスカップが転機だった。
「第1日、76を叩いて、最終日は裏街道スタート。でも、すごく調子がよくて途中から、テレビのカメラさんがつき始めた。驚きましたね。初めての経験でしたから。とはいえ、プレッシャーというより、逆に気合が入って、65でホールアウトです。結果は2位でも、ベストスコアをマークできたことがうれしい。それまで、なかなかいいスコアが出なかったから」と明かし、続くルートインカップでも、最終日に再び、65のチャージで優勝を手中にする。
「プロ初優勝ですから、一生の思い出。とにかく必死です。でも、18番まで無我夢中でホールアウトしたら優勝ーそんな感じでした。ステップの2シーズンは女子プロゴルファーとしてやっていく、たくさんの経験が詰まっていたと思います」。基礎を固めて、大きく伸びる。翌14年、JLPGAツアーで賞金シードを獲得。15年は全米女子オープンで海外メジャー初参戦を果たし14位になった。そして、16年のニッポンハムレディスクラシックでツアー初Vを飾っている。
さらに、17年の全米女子オープンでは4日間平均256.59ヤードをマークし、全米一に輝く。ステップ・アップ・ツアーからの飛躍は、「先輩方の、あたたかいまなざしのおかげです」。改めて感謝の言葉をのべた。
=つづく
取材、データ構成=中山 亜子、鈴木 孝之、宮崎 善秀
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May 06, 2020 at 01:06PM
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