『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ監督と共同監督のデヴィッド・リーチが、『マトリックス4』を支えるためにカムバックすることが明らかとなった。
Colliderのインタビューで、オリジナルの「マトリックス」トリロジーでスタント・パフォーマーを務めたスタエルスキとリーチが、続編のアクションデザインに手を貸すために雇われ、次作への関与について語っている。
オリジナルの「マトリックス」シリーズでキアヌ・リーヴスのスタント・ダブルを務めたスタエルスキが、「いくつかの振り付けのクリエイティブなコンセプトに手を貸し、製作スタッフをバックアップしている。製作チームに、振り付けのいくつかとキャストの肉体トレーニングで力添えしてほしいと頼まれ、私はアクション・シーケンスも手伝っている。ラナ(・ウォシャウスキー)は、疑似家族的なリユニオンに多くの愛情を注ぐために戻って来てすごく楽しかったし、大勢のスタッフに再会できて嬉しかったよ。私たちは、パンデミックが始まる前にサンフランシスコでシーケンスを終えたところだったんだ」と述べていた。
またスタエルスキは、『マトリックス4』ではウォシャウスキー自身がシーケンスを監督する予定だったため、アクション・シーンのための第2班が存在しないことにも言及した。「ラナが素晴らしいのは、彼女自身がアクション・シーンを指揮するところだ。細部計画が関係しているという理由だけで、「マトリックス」シリーズのいくつかには第2班の監督がいた。だけど最近では、特に『マトリックス4』でラナは自分でアクション・シーンを監督しているんだ。ほとんどの場合、第2班は撮影といくつかのロケーションで複数の構成における別の面を確立するために存在しているんだが、ラナは自分でやり、それを第1班に盛り込んでいるからアクション・シーンの映像の見栄えがいいんだ」とコメントしている。
スタエルスキは『マトリックス4』について、画期的なSFシリーズへ戻る‟信じらないほど楽しい作品”で、「オリジナル3部作のファンなら、第4作も好きになると思う。復讐を胸にカムバックするから」と付け加えていた。
面白いことに現時点では、キアヌ・リーヴスが主演する『マトリックス4』と『ジョン・ウィック4』は2021年5月21日に公開される予定だ。しかし、『マトリックス4』の製作が新型コロナウイルスの影響により無期限で延期されたため、リリース日が変更になる可能性がありそうだ。これまでにも、映画業界では数多くの変更や公開延期が生じている。
Adele Ankers
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