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Wednesday, July 29, 2020

米大手IT企業のオフィスを手がけた人物が語る、コロナ後のオフィスのカタチ - Newsweekjapan

<リモート時代の新たな価値を専門家が考える>

コロナ危機でニューヨークのオフィス街は人影もまばら。このままリモートワークが続いても構わないという声も聞こえるが、今こそオフィスでの仕事の重要性を再評価すべきだと言う人物がいる。

それは、オフィス設計を手掛けるインテリア・アーキテクツ社のジョン・カポビアンコ。これまで同社は、ウーバーなど米大手IT企業のオフィスを担当してきた。

彼が設計するオフィスは、共有スぺースを多用した開放的なデザインが特徴。コロナ後のオフィスについて、ヘンリー・グラバーが話を聞いた。


──あなたの造るオフィスは、人と人との出会いを中心にしている。感染症対策とは正反対の理念だ。あなた自身のオフィスに人が戻ってきたときには、どんな感じになるのか。

ニューヨークのオフィスには約75人が所属しているが、出社人数を28〜30人に抑えることになるだろう。出社するのは、本当に必要のある場合に限定する。チーム作業がどうしても必要なときや、オフィスにしかない資料をどうしても見たいときなどだ。

──30人に抑えるには?

「出社希望リスト」を作り、希望者が30人に達したら締め切る方法があるだろう。あるいはスタッフを2チームに分けて、出社日をずらす。

──あなたのオフィスはブロードウェイに面した古いビルにある。換気はできている?

ニューヨークでは珍しくないが、私たちのオフィスも窓を開けられない。空調システムを駆使して、オフィス内の空気の9割が外気で満たされるようにしたい。

──仮にコロナ禍が終息しても、リモートワークを続けてもいいという声が強いが。

「来ても来なくてもいい空間」になったオフィスに、どうしたら人が戻ってくるのか。考えられるのは、人が集まり、一緒に作業をするスぺースを中心として、オフィスの在り方を工夫することだ。

──コロナ危機で絶滅するかに思われたグループスペースとしての意味合いが強まる?

まさに、そのとおり。


© 2020, The Slate Group

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[2020年7月28日号掲載]

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