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Thursday, January 7, 2021

『メバリング』ステップアップ解説:見切りの早さに対処するには? - 株式会社週刊つりニュース

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メバルは一回見たルアーを2度と食わない……と言われる。そこで今回は、メバリングにおいて、見切りの早いメバルを攻略する手順を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ソルトルアー ショア

メバルは賢い魚

メバルは賢い魚で、一回見た疑似餌を二回目は食わないと言われる。しかしそれは逆にいえば「初見のものは何でも食う」とも考えられるし、実際、そのように手を替え品を替え、こちらのオプション次第で多段階的に釣れ続けることもある。

ライトゲームのターゲットとして、メバルは比較的簡単な魚である。しかし、その一面、警戒心が強いところもある。夜、表層に浮いていて、その大きな目を利かせて獲物を狙っている習性からして、まず人影や音にも敏感だし、実際によく見えるのだろうその目に入った疑似餌は、同じ個体の場合、一度食わないと2度目はほとんど絶対に食ってこない。

これはメバルを釣ったことのあるアングラーなら、本当によく分かる話のはずだ。1回目はアタったのに2回目以降、同じワームではアタらない。ワームをかえるとアタる。そして乗せバラシをすると、周囲の群れ全体にプレッシャーがかかる。

メバルは「一度見たものは2度と食わない」。学習する、賢い魚なのだ。ただ、その習性を逆手に取れば、こちらでいろいろとリグをかえ、同ポイントで多段階的に釣ることもできる。

『メバリング』ステップアップ解説:見切りの早さに対処するには?多段階的に数釣り(提供:WEBライター・井上海生)

プラグで反応確認

筆者の場合、おそらくその日まったく先行者がいない、スレていないようなポイントに入った時には、最初にプラグで反応を見ることにしている。というのも、プラグで釣れるとなんとなく嬉しいし、メバルの活性をサーチすることもできる。プラグのような目立つものに食ってくる場合は、活性が高いのだ。

ただし、反応がない場合は多投しない。コースをかえて2、3投する程度にする。特に波動が大きい動きをするルアーは、多く投げすぎると魚をスレさせてしまうので注意したい。

ワームのインチアップ

基本的にメバリングはワーム(ソフトルアー)使用が主流だ。なんといってもジグ単が強い。しかし、同ポイントで一度見たワームは2度と食ってこないので、筆者の場合、コースをかえて2投くらいしたら、そのワームはもうチェンジする。

その釣り方でも、だいたい3段階くらい釣れる。しかし、釣っていくうちに、どうしても周囲のメバルがワームを見切りだす。そうなると、ボリュームアップだ。それまで1.5inch級を使っていたのを、2inch級にする(逆にボリュームダウンする場合もあるが……)。メバルのレンジが入ったかな…と思った時には、少しジグヘッドも重くしたりして反応を探る。

『メバリング』ステップアップ解説:見切りの早さに対処するには?ワームのサイズ、形状をかえる(提供:WEBライター・井上海生)

その他、ワームの形状でいえば、テールの形状がまっすぐのピンテールワームから、尾がくるくると回るようなシャッドテールワームにかえると、反応がかわったりする。

メタルで目先をかえる

夜のメバリングにおいて、実は1g程度のマイクロメタルジグはポテンシャル大である。まったくワームで食わなかったメバルが、突然メタルで食いだすことがある。

『メバリング』ステップアップ解説:見切りの早さに対処するには?メタルにも反応するメバル(提供:WEBライター・井上海生)

マニュアル操作の一般的なメタルジグ、また小魚をイミテートしてブルブルと振動して泳いぐメタルバイブレーション、これらの1g程度のものを持っていくと、ワームで渋い状況を打開できることがある。有効な一つのオプションだ。メタルといっても底を取らず、表層をなぞるだけなので、ほぼロストする危険がないのも良い点である。

次のページで最後の一手を紹介

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