お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多華丸(50)がNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・0)で西郷隆盛役を演じることが26日、同局から発表された。
2月14日スタートの同作は、新一万円札の顔となる実業家・渋沢栄一の人生を描く物語で、俳優、吉沢亮(26)が主演。この日は大河ファンの心を“衝く”豪華出演陣17人が発表された。
華丸が演じる西郷隆盛は一橋徳川家の家臣となった栄一が出会う、幕末のヒーローたちを代表する一人。一橋家の命で大坂にある薩摩藩士・折田要蔵の塾に偵察に来た栄一と出会い、鹿児島名物の豚鍋をつつきながら意気投合する設定だ。
制作統括の菓子浩氏は「脚本の大森美香さんからご提案いただき、九州男児(福岡出身)の華丸さんはまさにピッタリだと。柔和な優しさと揺るがぬ強さの両面を演じていただける」と期待。同局の情報番組「あさイチ」(月~金曜前8・15)では相方の博多大吉(49)と司会で朝の顔を務めており、日曜夜でも存在感を発揮する。
華丸は2016年に「真田丸」の最終回に登場した真田十勇士の才蔵役で大河デビュー。今回、九州の偉人を演じることに「九州人として畏れ多い大役」と感激。
西郷が残した言葉「敬天愛人(けいてんあいじん=天を敬い人を愛すること)」に触れ、「祖母の家に祖母が書いたであろう『敬天愛人』の額が飾ってあり、いろいろ説明してくれた記憶があります。天国のばあちゃんに喜んでもらえるよう頑張ります」と誓った。
また、俳優、磯村勇斗(28)が江戸幕府の第十四代将軍・徳川家茂、元乃木坂46の女優、深川麻衣(29)が正室・和宮役で大河に初挑戦。磯村は「家茂に恥じぬよう短い生涯の生きざまを責任を持って生きたい」、“悲劇の皇女”を演じる深川は「悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら」と意気込んだ。
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