4月3日(土)から16日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場にて、4月28日(水)から30日(金)まで大阪・COOL JAPAN OSAKA WWホールにて、舞台『モダンボーイズ』が上演されることが決定した。
『モダンボーイズ』は、1994年に木村拓哉主演、都政施行50周年記念公演として上演された青春群像劇。日中戦争直前の浅草レビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生・矢萩奏がひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となり、小屋の座付き作家・菊谷栄と出会ったことをきっかけに生きる居場所を見つけ“自分にしかできない革命”を見出していく物語だ。演出を手掛けるのは、NHK『精霊の守り人』シリーズ第三部や『麒麟がくる』などで知られる一色隆司氏が手がける。一色氏は、2016年にシアタートラムにて上演された『令嬢と召使』で舞台初演出を経験。その後2018年には『人形の家』、2020年には宮崎駿原作『最貧前線』を演出している。
主演を務めるのは、今作が約3年半ぶりの舞台出演となる、NEWSの加藤シゲアキ。加藤は、2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約3年半ぶりの舞台出演を果たす。
演出の一色氏、主演・加藤のコメントは以下のとおり。
一色隆司(演出)
脚本を読んだ時、これを今やらないでいつやるのだ?!と思いました。自分の居場所を探し求める主人公と、彼を取り巻く人間模様。エンターテインメントの世界での栄光と挫折、そして、恋。登場人物がとても魅力的で愛おしい…これこそ、閉塞感漂う今の世の中に届けたい!!と思えた作品です。
主演の加藤シゲアキさんは、アーティストとして様々な顔を持つだけあって溢れ出るエネルギーが半端ない方です。それを正面から受け止めて、劇場に、そして、皆さんの心に光が射すような、そんな作品を目指します。
世の中の厳しい状況はまだ続いています。しかし、脚本の横内謙介さんの言葉「演劇の灯は消えない」を胸に、私たちが少しでも前進する為のヒントになるような作品を創るべく、「劇場の扉を開いて」、慎重に、誠実に取り組んでいきたいと思います。
加藤シゲアキ(主演)
『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります。
社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。
レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います。
公演情報
舞台『モダンボーイズ』
作:横内謙介
演出:一色隆司
主演:加藤シゲアキ
東京公演 2021年4月3日(土)~16日(金) 新国立劇場 中劇場
大阪公演 2021年4月28日(水)~30日(金) COOL JAPAN OSAKA WWホール
企画・製作:株式会社パルコ
※詳細は随時発表
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