2022年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」ヒロインを、沖縄出身の女優黒島結菜(23)が務めることが3日、同局の朝の情報番組「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)で発表された。
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初めて黒島を取材したのは7年前。当時出演していた携帯電話のCMで好演が目に留まり、インタビューした。
黒島は、小学生時代はバスケットボール、中学ではバドミントンや陸上で汗を流すスポーツ少女だったが、母親から「社会に出たらどんな職業でも自分のことをアピールするのはいい経験になる」と勧められ、地元企業のオーディションを受けたことがきっかけでデビューした。当時はまだ現役高校生で、沖縄と東京を往復する日々。それでも「1人の時間も好き。どこでも寝られるのが特技なので気にならないですよ」。
端正な顔立ちで、透明感やクールさも持ち合わせる。きりりとした、ナチュラルな眉も特徴的で「太眉女子」として注目された時もあったが「眉毛は生やしっぱなしなだけです」とちゃめっ気たっぷりに語るなど、どこかマイペースな雰囲気も魅力の1つだ。
数多くのドラマや映画に出演する中で、同局のドラマ作品でも欠かせない存在になっている。大河ドラマは、黒島にとって時代劇初出演作でもあった「花燃ゆ」(15年)や「いだてん~東京オリムピック噺~」(19年)、朝ドラも「マッサン」(15年)「スカーレット」(20年)に出演。さらに「アシガール」や、Eテレで放送中の「ハルカの光」など、着実にステップを踏んできた。
16歳の黒島は言っていた。「同年代の女優さんの活躍は刺激になるけれど、その人たちよりたくさん仕事をしようというよりは、自分としてやれることを1つずつ突き詰めていきたいです」。そんな言葉を体現するかのように、朝ドラヒロインの座を射止めた。【大友陽平】
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