テニス・全米オープン第5日(3日、ニューヨーク)四大大会最終戦。女子シングルス3回戦が行われ、2連覇を狙った世界ランキング3位の大坂なおみ(23)=日清食品=は、同73位のレイラ・フェルナンデス(18)=カナダ=に7―5、6―7、4―6で逆転負けした。試合中には怒りを爆発させる場面も目立ち、改めて精神面の不安定さを露呈。敗戦後の記者会見では目に涙を浮かべ、休養を取る意向を示唆した。 ■精神面崩れ18歳に逆転負け 連覇ならず 感情をコントロールできずに、散った。大坂は第1セットこそ先取したが、その後は流れを取り戻せず、2017年大会以来の3回戦敗退。試合後の会見では涙を流し、当面の間、休養を取ることを示唆した。 「しばらく競技から離れようと思っている。自分が何をしたいか考えるタイミングだと感じている。次にいつテニスの試合に戻って来るか正直分からない」 第2セットの第11ゲームでブレークに成功したが、力みが出た次のサービスゲームをキープできなかった。タイブレークではフォアハンドでミスを連発。ラケットをたたきつけるなど、いらだちを隠しきれなかった。「落ち着くように自分に言い聞かせたが、限界があった」。最終セットも、18歳のサウスポーに精度の高い第1サーブと鋭いショットで押し切られた。精神面から崩れた。 ■「普通ではない」 このまま今季終了も 5月の全仏オープンでは1回戦後、精神的負担を理由に記者会見に応じず、2回戦を棄権。その後、四大大会で初優勝した18年全米オープン以降「うつ」だったことを告白した。メンタルヘルスの問題で東京五輪まで約2カ月間、実戦から遠ざかり、家に引きこもる時期もあった。 五輪開会式では、聖火台への点火という大役も担ったが、結果は3回戦敗退。今大会の前哨戦で3カ月ぶりに会見に応じたものの、約5分間離席するなど不安はぬぐい切れなかった。 休養に入れば、このまま今季を終える可能性がある。「最近は勝った後にうれしさより安堵(あんど)を感じる。負けると悲しい。普通ではないと思う」。完全復活には、まだ時間が足りない。
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