来年1月2、3の両日に行われる箱根駅伝で連覇を狙う駒大に貴重な戦力が戻って来る。9月に負った右大腿部疲労骨折からの復帰を目指す鈴木芽吹(2年)が22日、オンラインで取材に応じ「けがは完治したので、焦らずに調整したい」と順調な回復をアピールした。
前回大会は5区4位、今年5月には1万メートルで日本人学生歴代3位の記録をマークするなど好調な前期シーズンを過ごした。駅伝でも主力として活躍が期待されていたが故障で出雲、全日本の2試合を回避。「早く戻りたいと焦って練習して、痛みがぶり返してしまった。ちょっと油断していました」と振り返る。
11月上旬には痛みもなくなり箱根駅伝に向けて練習を再開した。「夏合宿でやった練習はチャラになっているかもしれないが、気持ち的には夏の練習が自信になっている。焦らずに信じてやっていく」と照準は箱根に合わせている。
駅伝ファンの間では2戦連続で駅伝欠場したことで「(鈴木)芽吹は大丈夫か?」と心配する声も上がっているが、鈴木は「箱根には絶対に間に合うと思う。個人的には2~4区を走りたい」と出場に意欲。「(けがで)チームに迷惑を掛けた分、恩返ししたいと思う」と最終調整に余念はない。
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