株式投資で資産を築き、入社4年目の26歳でFIREを果たした『投資をしながら自由に生きる』の著者が、最速で「お金と時間の自由」を得るための秘策を教える。これは一般的なFIREとは、まったく別の概念だ。FIRE達成者の多くは、ひと通り自由を味わうと暇を持て余して、結局は仕事をするようになりがち。そこで時間と場所に縛られない極めて自由度の高い仕事をしつつ、経済的自由を謳歌するたった1つの方法(投資×小さな起業)を伝授!
STEP 6 複数のビジネスオーナーになる
【前回】からの続き。
新規ビジネスは最初の立ち上げこそ自分の労力を費やしますが、いったん軌道に乗ると、不思議と大きな力を注がなくても成長していくようになります。
自転車も最初のひと漕ぎには大きな力が必要ですが、いったん走り出せば、大きな力で漕がなくても安定してスイスイ走りますが、それと非常に似ています。
【前回】触れた「個人のビジネスで重要な3つのポイント」と感覚さえつかんでしまえば、提供する商品やサービスが多少変わったとしても、やることはそれほど大きく変わりません。
会社員からすると、個人で新規ビジネスを立ち上げることは、ものすごくリスクが高くて、ハードルも高いように感じるかもしれません。
しかし、世の中を見渡すと、ビジネスで成功している人(少なくとも会社員よりも自由に使えるお金と時間がある人)はたくさんいます。
年商を数十億円、数百億円と大きく成長させようとしたら、たしかにハードルは高いかもしれませんが、少なくとも自分や家族が豊かに暮らすくらいの規模であれば、実はそう難しくはないのです。
投資をするにせよ、ビジネスオーナーとして小さな起業をするにせよ、これまで積み重ねてきた経験と実績は、自分にとってはあたり前かもしれませんが、ほかの人にとっては「付加価値の高い貴重な情報」になり得ます。
私の場合、それは会社員時代に新卒採用や新規事業企画の仕事で得た経験と実績であったり、大学生時代から続けている投資のノウハウだったりします。
なにも特別な経験である必要はありません。
料理や音楽などの趣味、語学や勉強法、さらには恋愛までも、自分にとっては「ふつうにできること」でも、ほかの人にとっては「それができるようになりたい」と思うことはたくさんあります。
自分にとってあたり前でも、ほかの人にとっては「知らない情報」を提供することで、それが付加価値となり、新たなビジネスの種になります。
その付加価値を継続的に提供し続ける仕組みを持つことこそが、ビジネスオーナーになることにつながるのです。
自分にとってのあたり前を提供することが、付加価値の提供につながることを、最初から気づいていたわけではありません。
大学生の頃から投資を続けている私にとって、「投資をする」というのは息をするのと同じくらいあたり前のことです。
しかし、投資をしたことがない人にとって、私の投資ノウハウや投資に対する考え方は、お金を払ってでも学びたいと思う内容だったのです。
もちろん、私の投資実績のすべてが輝かしいものであるわけではなく、過去に幾度となく失敗をしてきました。しかし、そうした失敗も、いまの私の投資ノウハウを構築する要素になっています。
友人の経営者から「投資を教えてほしい」とお願いされ、最初は10人程度のごくプライベートな会としてはじめた投資勉強会は、口コミや紹介でメンバーが増え、気がつけば100人を超える規模になりました。
メンバーが増えるにつれ、会員制の投資コミュニティとしてブランド化しようということになり、「世界で活躍できる投資家を育てる」というコンセプトのもと「international(国際的)×investor(投資家)」の頭文字をとって、投資コミュニティ「ixi」と名づけました。
そうすると、次は100人規模の会員制コミュニティをゼロから立ち上げたノウハウ自体が付加価値となり、同じようなコミュニティを立ち上げたいという会社や個人から「やり方を教えてほしい」とお願いされるようになったのです。
こうして、私にとっての「資産」がまた1つ増えたことになります。
からの記事と詳細 ( 【「お金と時間の自由」を実現した7つのステップ(6)】自分にとって当たり前のことが大きな資産になった件 - ダイヤモンド・オンライン )
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