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Friday, March 4, 2022

大事なステップ(美浦) - スポーツ報知

andisendi.blogspot.com

 こんにちは、坂本です。少しご無沙汰してしまいましたが、今日は在宅で業務をしております。

 ちなみに先週末は、土日ともに中山競馬場で取材をしていましたが、やはり定年で引退される調教師の方々の姿は印象的でした。グランプリロードから見守るファンの方々から温かい拍手が沸き、特に藤沢和調教師が柵沿いに歩み寄って深々と頭を下げていた姿はジーンとくるものがありました。ちなみに競馬場内のターフィーショップでは、それを意識してかレイデオロやソウルスターリング関連のグッズを集めたコーナーがあり、ファンの関心に応える心遣いだと感心しましたね。その商品の多さにも、名伯楽の栄光の一端が見て取れますんr。本当に引退される先生の皆様、お疲れさまでした。

 ではそろそろ本題へ。今週は東西でクラシックへの登竜門がありますね。チューリップ賞の【サークルオブライフ(牝、父エピファネイア)】は、堂々の2歳女王の始動戦になります。阪神JFを制した後は、千葉の千代田牧場でリフレッシュして、ここまでじっくりとトレセンで乗り込まれてきました。最終追いはMデムーロ騎手が美浦に駆けつけて、感触を確かめて、Wコースでの併せ馬ではメリハリの利いた動きが光りましたね。「牝馬にしては落ち着きがあって、どっしりしている。前走の再現となってほしいね。完成度は高いが、もっと良くなると思う」とは国枝調教師。その先に見据える桜花賞(4月10日、阪神)、オークス(5月22日、東京)へ、好発進なるか、熱視線ですね。もう1頭の関東馬の【ステルナティーア(牝、父ロードカナロア)】も、秘める能力は折り紙付きです。前走の阪神JF(7着)は、レース中に他馬にかぶされて外傷を負うなど、力を出し切れなかっただけに、巻き返しの余地は十分にあるでしょう。太田助手は「前走の輸送で減らした体重は戻っていますし、帰厩後もその体重をキープできています。阪神への輸送を考慮しても、前走時より10キロ増くらいで出走できそうです」とコメント。新潟での新馬戦で見せた切れ味は印象的で、牡馬相手のサウジアラビアRCで2着に好走した実績からも、軽視は禁物でしょう。

 そして日曜日には、我らが報知杯弥生賞ディープインパクト記念があります。関西からは2歳王者を筆頭に多士済々な顔ぶれが参戦してきますが、迎え撃つ関東馬も負けてはいられません。ホープフルSで3着に好走した【ラーグルフ(牡、父モーリス)】は、同じ舞台でうまく立ち回れれば、侮れない雰囲気です。宗像調教師は「前走の14キロ増のほとんどは成長分。相手は強いが、中山2000メートルは3度目だし、楽しみです。うまく前で立ち回ってもらいたいね」と、期待を込めます。内枠に前めで行きそうな馬が入り、それを見る形になりそうですが、デビューからコンビを組み続けるまな弟子・丸田騎手の手綱さばきに期待しましょう。そして試金石の一戦と位置づけるのは【インダストリア(牡、父リオンディーズ)】。ここの結果次第でクラシック戦線に向かうのか、NHKマイルCを目指すのか、陣営は判断していくようです。昨年2着で、後にNHKマイルCを制したシュネルマイスター(馬主さんも一緒)がたぶりますので、大いに注目でしょう。宮田調教師は「基本的にはマイラー寄りだと思いますが、2000メートルも守備範囲」と評価していますが、マイルだった前走のジュニアCで見せたゴール前の脚は目を引くものがありました。持っているエンジンの性能を考えれば、どこまでやれるか楽しみはあるでしょう。国枝厩舎の【ロジハービン(牡、父ハービンジャー)】も、前走の京成杯2着で素質の片りんを見せました。「前走は外枠で力んでいたので、フワッと行って、しまいを生かしたいね」と国枝調教師。まだレース内容も粗削りですが、それだけ伸びしろがあるということ。こちらもMデムーロ騎手が最終追い切りで感触を確かめて、「ハービンジャーの子でストライドが大きい。乗る前のイメージと全然違い、ちょっとワンペースな感じがする。行き過ぎると最後に脚がなくなるので、そのあたりを頭に入れて乗りたい」とのこと。このジョッキーと厩舎のコンビだけに、気になってきますね。

 ちょっと短くてすいませんが、今日のところはこのへんで。

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