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Wednesday, March 9, 2022

91歳・宮司の11年 心安らぐ里に戻って初めて復興 そんな故郷を守るのは神社の役目【福島発】 - FNNプライムオンライン

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91歳・宮司の11年 心安らぐ里に戻って初めて復興 そんな故郷を守るのは神社の役目【福島発】
福島テレビ

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地域

福島県浪江町津島地区
原発事故後、帰還困難区域に指定され、約1100人の住民は今も福島県の内外に避難を続けている。

「故郷の復興再建が一日一時も早く成就えさしめたまえ」
井瀬信彦さん(91)は、福島県浪江町・津島稲荷神社の17代目宮司。
福島県福島市に避難する井瀬さん。毎月、月の初めの1日と折り返しの15日に浪江町に通っている。

津島地区を含め浪江町にある14の神社の宮司も務め、帰還する住民の「心のよりどころ」を守り続けてきた。

井瀬信彦宮司:「復興というけど、復興は最後は何かしたら心安らぎのある里だべね。そして初めて復興が終わったということでしょうね。会社ができたり人が住んでたりだけではなくて心の安らぎ、それがなくてはダメで。故郷というのは心の安らぎがあるところ。それを守るのが神主の役目・神社の役目」

現在、浪江町で生活する住民は約1800人。
すべての町民のうち1割程にとどまるが、被災した漁港の復活そして新たな特産品の栽培と、町は震災前の賑わいを取り戻そうとしている。

***
震災で社殿が被害を受けた国玉神社。新たな社はこの春、再建を予定している。
井瀬信彦宮司:「少しでも一人でも多く、帰ってきていただくことを願っている。笛や太鼓の音がが聞こえてくるのは、住民が帰ってきて心の安らぎあるからそういうお祭りもできる、そういう里にしたい」


震災から11年。
井瀬さんは、浪江町の復興と住民の心安らかな日々を祈り続けている。

「ひとりでも多くの人たちがかえりきて。この故郷に鎮守の杜が前にもまして太鼓や笛の音が平和で豊かな杜に立ちかえらしたまえと。かしこみかしこみ申す」

津島稲荷神社を含む一部の地区は、2023年の春に復興拠点として避難指示の解除を目指している。

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