左肩腱板(けんばん)炎で戦線を離れているソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が22日、四国アイランドリーグplus徳島との3軍戦(タマスタ筑後)で17日ぶりに実戦復帰した。「4番DH」でスタメン出場し2打数無安打。快音こそ聞かれなかったが、患部の痛みなくプレーができたことを示すなど、主砲が1軍復帰へ向けて一歩前進した。
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快音こそ響かなかったが、柳田の表情は明るかった。左肩を負傷して以来17日ぶりの実戦を終え「(肩の)痛さはないんで、そこはほんと良かった」と強調。まずは順調な回復ぶりに安堵(あんど)したことを示した。
1打席目は1回2死一塁で、145キロの低め直球に詰まらされ遊ゴロに倒れた。4回1死一塁の2打席目は代名詞のフルスイングも披露したが、結果は145キロ直球を遊ゴロ。その後ベンチに退いた。2打席を振り返り「(打撃の感覚は)変わった感じはない。結果が出なかったのでまたしっかり練習してやりたい」と収穫と反省を口にした。
5日のオリックス戦でヘッドスライディングをした際に左肩を痛め、戦線離脱した。5日まで8勝0敗だったチームは、柳田の離脱後ここまで4勝1分け8敗。それだけに、22日の日本ハム戦(札幌ドーム)前に取材対応した藤本監督は「振って痛みがないのが一安心。あとは実戦で感覚をつかんでくれたらすぐ(1軍に)呼べるんじゃないか」と主砲の実戦復帰を喜んだ。
次カードの26日からの西武3連戦(ペイペイドーム)での1軍復帰について柳田は「無理でしょ。あんだけ(打球が)詰まったら無理だろって書いとってください」と、まずはギータ節をさく裂させた。ただ、すぐさま真剣な表情で「(1軍に)呼んでいただけるように、しっかり結果残せるように頑張ります」と強調。早期復帰へ向けて責任感の強さを示した。
今後は24日の九州アジアリーグ・火の国との3軍戦(タマスタ筑後)で3打席程度出場する予定だ。藤本監督は「そこで(の内容で1軍復帰を)早めるのか、早めないのかまだ考え中」とした上で「(1軍に)来たらヘッドスライディング禁止にしときます」と説明。頼もしい主砲の帰還が、いよいよ見えてきた。(鬼塚淳乃介)
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