
石平道典 池田拓哉
人骨の一部と子どもの右足用の靴が見つかった山梨県道志村の山中では、29日も捜索が続いた。2019年9月から行方不明の小倉美咲さん(9)=千葉県成田市=との関連を県警が調べる中、家族は取材に「美咲は必ず戻ってくる」。この日は新たに左足用の靴と靴下の片方が見つかり、県警は30日の捜索でさらに一帯を調べる。
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「鑑定の結果も出ていないので、美咲のものだと私は信じたくありません」。美咲さんの足取りがとだえたキャンプ場の東側で右足用の靴が見つかったことを受け、母とも子さん(39)は29日午前、現地で声を詰まらせながら語った。
とも子さんは現地に来るたび、キャンプ当日の美咲さんの笑顔を思い出す。人骨が見つかり、28日も祈る気持ちで駆けつけた。骨が見つかった場所は美咲さんが一人で行ける所ではないと思った矢先、今度は右足用の靴が見つかったとの連絡を県警から受けた。
靴は写真で確認した。色と種類は美咲さんの靴と同じ。だが、書かれているはずの名前がなかった。「靴が見つかったのが本当にショック」とする一方、「まだ美咲のものかどうか分からない」と語った。
美咲さんにどんな言葉をかけたいですか――。記者から聞かれたとも子さんは「必ず元気に戻ってきてくれると信じています。美咲も帰りたいと思っていると思うので、見つかるまで捜し続けたい」と涙をぬぐった。
とも子さんが取材に応じてから約5時間後の午後4時半、県警がこの日の捜索で左足用の靴と靴下が見つかったと発表した。(石平道典)
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県警は29日、前日に子どもの右足用の靴が見つかった場所を中心に40人態勢で捜索した。昼ごろから雨が強くなり、捜索は午後2時に打ち切られた。30日も範囲を広げて捜索する予定。骨の一部についてDNA型を鑑定している県警は、左右の運動靴と片方の靴下からも微物採取を進める。(池田拓哉)
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