ホンダの新型「ステップ ワゴン」に試乗したライフスタイル・エディター、イナガキの驚きとは?
歴代初のPREMIUM LINE
新型ステップ ワゴンの実車を見て、「高級車だなぁ!」と、驚いてしまった。
試乗車が「e:HEV SPADA PREMIUM LINE」と呼ぶ最上級仕様だったとはいえ、ファミリータイプのミニバンとは思えぬ仕上がりだ。ボディカラーの「スパープラチナグレー・メタリック」も艶があって、美しい。初代ステップワゴンのライトな雰囲気と較べると随分立派である。
PREMIUM LINEは歴代初の設定で、ホンダのカタログには「SPADAの質感をさらに高め機能を充実させたタイプ」と謳う。
エクステリアには、SPADAとおなじエアロパーツを装着しつつ、フロントグリルなどのまわりにプラチナ調クロームメッキ加飾を追加し、専用デザインの17インチ・アルミホイールを装備。ほかのモデルとの差別化を図る。
車内に乗り込んだ瞬間、再度「高級車だなぁ!」と驚く。ブラックのシートは2つの人工皮革(スエード調とプライムスムース)を組み合わせたもので、本革の風合いにはちょっと劣るけれども、ステップ ワゴンの高級感を高めるには十分なクオリティを有する。シートには、フロントにくわえ、2列目にもヒーター機能を備えたから寒い時期はありがたい。
インパネ・トリムにも、シートに使われるスエード調の人工皮革を使う。視界によく入る箇所に見栄えの良い素材があしらわれているのは、オーナーからすると、運転する度にちょっと誇らしい気分になるだろう。
上質なドライブ・フィール
ドライブ・フィールも、内外装の高級感を裏切らない上質さが魅力だった。試乗時はあいにくの雨で、強風だったが、それでもステップ ワゴンの美点はよくわかった。
搭載するホンダ独自のハイブリッド・システム「e:HEV」は、発電用と走行用、ふたつのモーターを組み合わせているのが特徴だ。乗り出しから、60km/h前後まで、ほとんどのシチュエーションはモーターで駆動し、高速走行時のみエンジンと車輪を直結し、エンジンの力で走行する。
市街地では、モーター由来の加速感を味わえた。ただし、アクセルをちょっと踏んだだけで、ガバッと前に出てしまうような荒々しさではない。人によっては物足りなさを感じるかもしれないが、ファミリーカーであれば必要十分な加速力だと思った。
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