２回戦・有田工－浜田（島根） ５回表有田工２死三塁、４番角田貴弘が投手強襲の同点打を放つ＝甲子園
頼れる４番の２年生角田貴弘が２打点の活躍で、３年生との最後の夏の戦いを終えた。角田は「投手の塚本さんを楽にしたい一心で思い切り振った」と、敗戦にも前を向いた。
初回、１死二、三塁。「何としても１点を奪いたかった」と２球目、変化球を捉えた当たりは遊ゴロとなったが、三走の塚本侑弥を先制のホームへ呼び込んだ。
チャンスは再び訪れた。１点を追う五回２死三塁。「絶対に同点にする」と強い気持ちで打席に立つと、初球をたたいた。高めのストレートに詰まりながらも、相手投手のグラブを弾いて内野安打。三走塚本を返し、一塁ベース上で白い歯を見せた。
同点の一打にベンチで手をたたいて喜んだ梅崎信司監督は「角田は佐賀大会決勝で守備でミスし、迷っているようだった」と感じていた。試合直前、「ここまできたらいろいろ考えなくていい」と助言した。その言葉を力に、角田は大舞台で気を吐いた。「勝てなかったけれど良い経験になった。絶対また戻ってくる」。春に続いて夏も逃した“甲子園１勝”を叶えるため、最上級生となる来年もこの舞台に立つことを誓った。（鶴澤弘樹）
からの記事と詳細 ( ＜全国高校野球＞「来年も戻ってくる」有田工業4番・2年角田貴弘が2打点 夏の甲子園大会2回戦・有田工業3-5浜田（島根） - 佐賀新聞 )
https://ift.tt/68zu2Mw
No comments:
Post a Comment