「払いすぎた医療費が戻ってくる」などとうそを言って現金を振り込ませる還付金詐欺の被害が増える中、警察や金融機関などの関係機関が会議を開き、ＡＴＭ付近での高齢者への声かけを重点的に行っていく方針を確認しました。
会議は熊本市中央区の県警本部で開かれ、警察や県、それに金融機関などの代表が、オンラインを含めておよそ５０人出席しました。
この中では、還付金詐欺事件の犯人による音声も紹介され、お年寄りと電話で会話をしながら、ことば巧みにＡＴＭを操作するよう誘導して現金を振り込ませる手口のほか「詐欺に引っかからないという自信がある人ほど、引っかかりやすい傾向がある」なとどする専門家の指摘も紹介されました。
警察によりますと、県内では、ことし６月までの上半期で特殊詐欺による被害額はおよそ１億９０００万円と、去年の同じ時期の２倍近くに上り、過去５年で最も多くなっているということです。
中でも「払いすぎた医療費が戻ってくる」などとうそを言って現金を振り込ませる還付金詐欺の被害が増えていることから、警察などは、ＡＴＭ付近での高齢者への声かけを重点的に行っていく方針を確認しました。
熊本県警生活安全企画課の馬場泰臣次席は「電話でお金の話が出たらまずは詐欺を疑い、身近な人や警察に必ず相談するようお願いします」と話していました。
からの記事と詳細 ( 還付金詐欺が増加 ＡＴＭ付近で重点的に高齢者に声かけへ｜NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp )
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