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2022年11月23日(水)20:05 pm
先週末にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2022年F1最終戦アブダビGPでF1ドライバーとしての現役生活にピリオドを打ったセバスチャン・ベッテルだが、彼がまたいつかF1に戻ってくるだろうと考えている者も少なくはないようだ。
■ベッテルのF1復帰は時間の問題だとシュトゥック
ベッテルにとっては大先輩にあたるドイツ出身の元ドライバーであるハンス・ヨアヒム・シュトゥックは、先週末のアブダビで同僚F1ドライバーたちによってベッテルの引退を祝う会が行われたことに驚かされたという。
「これほどまでに別れを惜しまれたドライバーは私の記憶にはないよ」
母国ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』にそう語ったシュトゥックは、次のように続けた。
「私は彼が戻ってくると思う。彼がステアリングや戦い、それにあの雰囲気を懐かしむことがないなんて想像できないよ。私から見れば、問題はそうなるのにどれくらいかかるかだ」
しかし、71歳のシュトゥックは、ベッテルに対してはひとつだけ物申したいことがあるという。それは、ここ数年、ベッテルが突然環境保護主義に傾倒したことだ。
「彼はF1の発展に貢献したが、今は違う方向に進んでいる」
「もちろん、異なる意見を持つことはかまわない。だが、少し用心したほうがいいよ」
そう語ったシュトゥックは、次のように付け加えている。
「もし私がレーサーで、成功するために人生のすべてを費やしてきたのなら、突然環境保護主義者に転向することはできないよ。それは意味のないことだ」
■ベッテルは1年か2年で復帰するだろうとラルフ・シューマッハ
また、やはりドイツ出身元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハも、現在35歳のベッテルが将来的にF1に復帰する可能性は「否定できない」と考えている。
「ニコ・ヒュルケンベルグやフェルナンド・アロンソを見ればわかるように、彼らは常に復帰することや、続けることを望んでいるんだ」
「新しいドライバーたちがセバスチャンほどの膨大な経験を積むのには長い時間がかかる。だから、1年か2年で復帰するチャンスはあると思うよ」
『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』にそう語った47歳のラルフ・シューマッハは、次のように付け加えた。
「彼が実際にそうするかどうかは私にはわからない。だが、家族と一緒に1年か2年過ごせば、復帰を考え始める強さが出てくるかもしれないよ」
■数か月もすればベッテルはじっとしていられなくなるだろうとビルヌーブ
さらに、1997年のF1チャンピオンであるカナダ出身元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブは、オランダの雑誌『Formule 1(フォーミュレ1)』の最新コラムに、「再び彼に会える気がする」と書いている。
「セバスチャンにとっては厳しい1年だったが、彼はレース以外のことでずっと忙しくしていた」
「彼は最後の数レースではうまく盛り返してきたよ」
「彼はF1が本当に恋しくなってくるだろうし、彼が何らかの形で復帰しても私は驚かないよ」
「F1を長くやっていると、ある時点でうんざりしてくるものなんだ。そして、家族と一緒に家で過ごしたくなるんだ」
そう書いたビルヌーブは、次のように結んでいる。
「しかし、数か月もすれば、それも変わってくるかもしれない。彼はまたじっとしていられなくなり始めるんじゃないかな」。
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