ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってきょう2月24日で1年です。県内で暮らすウクライナ出身の女性が現在の心境を語ってくれました。上地依理子記者の報告です。
6年前に沖縄に移り住んだオクサナ・ブルドゥジャンさんは、恩納村にあるOIST=沖縄科学技術大学院大学で事務補助員をしています。
母親が暮らす東部の都市・ドニプロは、断続的にロシア軍の攻撃にさらされています。今も母親とはほぼ毎日、連絡をとりあい安否を確認しているといいます。
「最後に母と電話したとき、わたしは(不安がる)母になんと言えばいえばいいのか、どう癒やしてあげられるのか分かりませんでした。母に祈り続けるように伝えました」
「ウクライナで生きる人たちのためにできることをしたい」。オクサナさんは、得意の絵を生かして制作したポストカードなどを販売し、その売り上げの一部を寄付したりアート教室を開いてふるさとの状況を伝えたりしてきました。
活動を通じて、沖縄の人たちの心の温かさを感じたといいます。
「これはウクライナ語です。意味は“平和を祈る”“戦争反対”という意味です。募金をしてくれたり、沖縄の温かいサポートを受け取りました」
母親をはじめ、ウクライナにいる人たちのことを思うと無力感にさいなまれるというオクサナさん。
平和な日常が戻ってくることを心から願っています。
「ウクライナは本来は温かい人たちがいる美しい国です。ウクライナで人々がいま口にしていることばをウクライナ語で伝えたいです。ウクライナの人たちは、ウクライナが1つになることを信じている」
オクサナさんが制作したポストカードは、北谷町のアメリカンビレッジにあるギフトショップ、「クロスアール」で購入できるということです。
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