大型連休を前に、県内有数の観光地、出雲大社周辺では、新型コロナで落ち込んだ観光客の回復に期待する声が聞かれました。
出雲大社とその周辺の商店街では、感染拡大前の大型連休には1日およそ6万人の観光客が訪れていました。
しかし、感染が拡大すると一時ほとんどの店が営業を取りやめるなど大きな影響を受け、去年(2022年)の大型連休も、人出は感染拡大前の7割ほどにとどまりました。
感染状況が比較的落ち着いているなかで迎える大型連休を前に、およそ80の土産物店や飲食店が並ぶ参道の神門通りからは期待の声が聞かれました。
このうち、箸を販売する土産物店では、観光客の回復を見込んで、およそ100種類の箸の在庫を去年の大型連休に比べて2割から3割ほど増やしているということです。
平野顕久店長は、「観光客の数は徐々に戻りつつありますが、早くコロナの前の状況に戻ってほしいです。近くの旅館も予約で埋まっていると聞いているので、心配なのは天気だけです」と話していました。
また、島根県産の米と和牛を使ったライスバーガーが人気の店では、去年の大型連休中も客足はコロナ禍前の6割ほどだったということですが、ことしは9割近くまで回復することを見込んでいます。
店員の藤井明子さんは、「去年も準備はしていましたが、客足が落ち込み空振りした感じがしました。ことしこそは、島根のおいしいものを食べて、島根ならではのお土産を地元に持って帰って、島根の良さを広げてほしいです」と話していました。
【駅弁製造会社も大型連休に期待】
期待を寄せているのは松江駅のこんなところでも。
鉄道の旅のお供・駅弁。
山陰の名物・カニを詰め込んだ駅弁など、さまざまな種類のものが並んでいます。
駅弁を作っている会社の社長、景山直観さんです。
ここ数年の大型連休は、新型コロナの影響で減産を強いられたこともあったといいます。
ことしの大型連休は、さらに客足が戻ってくるはずと予想し感染拡大前とほぼ同じ従業員数を確保。
去年の大型連休に比べて1.2倍の数の駅弁を作る計画です。
景山直観さんは、「せっかく来られたところで、地元の味をなかなか全部食べきれませんよね。そうすると駅弁って、お土産にもなる。コロナ前のように、松江の旅を楽しんでいただいて、帰りの列車の中で食べていただく。旅情を思い出しながら、2度楽しんでいただけるといいなと思っています」と話しています。
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