「スーダル・クイックステップに加入できることを嬉しく思っている。素晴らしく、僕がいつもリスペクトしていたチームだ。彼らの団結力は高く、リーダーヘのサポート力も強い。イタリア、スペイン、そしてイギリスチームを渡り歩いてきた僕にとって、ベルギーチームに加入することはとても楽しみ」。
2024・2025シーズンを"ウルフパック"の一員として過ごすことになったミケル・ランダ(スペイン、現バーレーン・ヴィクトリアス)はプレスリリースで移籍に対する心境を語っている。
バスクを代表するトップ選手であるランダは1989年12月13日生まれの33歳。これまで落車やチーム待遇に悩んだ経験を多数持つものの、グランツール出場は実に19回を数え、2015年と2022年のジロ・デ・イタリアは総合3位に入った実力と不屈の精神が持ち味。2020年から4シーズン所属したバーレーンを離れ、来年はレムコ・エヴェネプール(ベルギー)のツール・ド・フランス初出場をサポートする。
「新しい挑戦、そしてレムコの目標をサポートすることに意欲を燃やしている。過去のグランツールでポディウムを目指して戦い、そして他選手をアシストしてきた経験豊富な一人としてチームに加わる。若い選手のアシストは僕にとって心地良く、スーダルでの役割にも最適だと思う。レムコをサポートし、自分自身に与えられたチャンスを最大限活かしたいと思っている」と加えている。
長年エースとして自身のために結果を求めてきたランダだが、スーダルへの加入はアシスト選手としてのキャリア第二章転身を意味する。ランダはブエルタ出場への意向を示しており、来年仕えるエヴェネプールとエース同士として戦うことになる。
text:So Isobe
photo:CorVos
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