読者のみなさんはミヤタサイクル「CRUISE(クルーズ)」シリーズのステップインフレームのモデルを覚えているでしょうか? 2021年末に発表されたモデルですが、社会情勢の影響もあって発売が遅れて、正直我々も忘れそうになっていました。
「CRUISE」は日本のe-bike市場でいち早く登場した誰でも乗りやすいクロスバイクe-bike。初期モデルはバッテリー外付けタイプで、シマノSTEPS「E8080シリーズ」を搭載。その後、マイナーチェンジなども行なわれましたが、現在はインチューブタイプの「CRUISE i 6180」「CRUISE i 5080」が発売されています。そして、そこに「CRUISE i URBAN(アーバン) 5080」もようやくラインナップに加わりました。
車体に向いてないグラベルを走る。
試乗経験がある人は想像つくかもしれませんが、しっかりしたe-bikeなら内装5速でも快適に走れます。なので、シマノバイカーズフェスティバルではグラベルロードが用意されていたので、メーカーにも許可を取って走ってみました。
よく「ドライブユニットの最大トルク=走行性能」という印象を持っている人にも会いますが、本格的なトレイル(遊び方や走り方)でなければ、あまり意識する必要もないかと思います。今回はシマノSTEPS「E5080シリーズ」ですが、車体もしっかりしていれば走るトルク数値に縛られる必要はないと考えています。
実際にグラベルロードもほぼ走れました。最後に待ち構えていた草が伸びまくった急斜面は上り切れませんでしたが、それは(ライダーの脚力もありますが)基本的にはタイヤのグリップ力の問題。試乗車で転ぶわけにもいかないので緊張しながら走りましたが、舗装路以外でも問題なさそうです(そういう遊びのバイクではないですが)。シマノバイカーズフェスティバルの会場の富士見パノラマリゾートはかなりの急坂を上っていきますが、最大トルク40Nmのアシストと内装5速の組み合わせでもまったく問題ありませんでした。タイヤサイズは700×40Cなので、街乗り中心なら走る道に悩むこともないでしょう。
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