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Tuesday, August 1, 2023

ことしの秋サケ漁獲量は過去最低の見通し 震災前の1%程度|NHK ... - nhk.or.jp

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ことしの秋以降、岩手県の沿岸に戻ってくるサケは10万匹、298トンと過去最低になるという見通しを県水産技術センターが発表しました。
岩手県の秋サケの漁獲量はこの10年あまりで大幅に減少し震災前の1%程度にまで落ち込んでいます。

岩手県沿岸の秋サケ漁は、10月から12月にかけてピークを迎えますが、震災後は深刻な不漁が続いています。

県水産技術センターによりますと、ことし9月から来年2月にかけて岩手県沿岸に戻ってくる秋サケは昨年度に比べ7万匹少ない10万匹、298トンとなる見通しです。

これは、人工ふ化事業が本格化した昭和59年以降、最低で、震災前の2010年度まで5年間の平均値の1%程度の水準です。

戻ってくるサケのうち、3歳魚や5歳魚は増える見込みですが、主流となる4歳魚は4分の1程度に減る見通しです。

また、県内の川を遡上するサケの数も少なくなるため、資源維持に必要な量の採卵を行うことも困難だとしています。

水産技術センターは、震災で被害を受け稚魚の放流が一時期、大幅に減ったことに加え、このところ、稚魚が海に出る春先の海水温が高く、多くの稚魚が育つ前に死んでしまっているのが要因だとしています。

水産技術センターは、「すぐに回復するのは難しいが、資源回復に向けて、健康で強い稚魚を育てる研究などを進めていきたい」としています。

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