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昨シーズンのビーコルのチームとしての『強さ』は大きくわけると、2つから成り立っていた。
1,ドラクエのような役割分担(詳しくはこちらのインタビュー記事を参照)
2,リーグでもっとも速いバスケ
『1』については、今シーズンは外国籍選手を中心に選手の移籍もあったので、役割分担が明確になるまで時間がかかる。これはシーズン前から想定の範囲内だった。
問題となっているのは、『2』のほうだ。
バスケにおける速さについて語る前に、速さ/遅さを表わす指標について紹介しよう。それが「PACE」というデータだ。
実は、昨シーズンのビーコルは、「PACE」のデータがリーグトップだった。見ている人たちはビーコルの試合では攻守が目まぐるしく入れ替わる様子が見て取れただろうが、リーグでもっとも速いチームであることは数字でも証明されていた。
ところが、今シーズンは「PACE」の指標が低迷している。リーグで22チーム中14位と、前シーズンから13位分も数字を落としているのだ(なお、今シーズンの1位は台風の目となっている長崎ヴェルカ)。
「PACE」についての詳細な説明はここでは省くが、データを見ると、ビーコルの復調は見て取れる。以下に、昨シーズン、今シーズン、12月16日の名古屋戦の順で「PACE」の値を示そう。
昨シーズン:
74.6(リーグ首位)
今シーズン(GAME1時点、首位長崎は78.2):
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