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巨人・大勢投手（24）が5日、大阪府内でオリックスから加入した近藤とともに行っている自主トレを公開。今季の目標に40セーブを掲げた。オンラインで取材対応し「新たな一年がスタートする。気持ちも改めて今年、いいシーズンにしたい。シーズン完走できるように。最後は胴上げ投手になれるようにしたい」と誓った。
プロ2年目の昨季は3月のWBCで世界一に貢献したが、右肘の故障もあり約3カ月間、離脱。27試合で3勝0敗14セーブ、防御率4・50と不本意なまま終わった。阿部新監督からは今季の守護神復活を期待され、オフは故障しない体づくりがテーマ。この日は午前6時から練習を開始し、ウエートトレやキャッチボールなどに精力的に取り組んだ。
年明けには奈良県葛城市の「二上山ふるさと公園」にある456段の階段ダッシュにも取り組んだ。「1時間半くらいかけて。10本だったんですけど、僕と近藤さんは9本目に両脚をつって歩けなくなって四つんばいになって上がっていた。なので9本でした」という過酷なメニュー。だが「しんどくなってから頑張る精神力は、階段を上りながらつきました」と効果を口にした。
目標のセーブ数は「1年目は37セーブさせていただいたので、謙虚に40」と設定。昨年12月には日本一に貢献した阪神・湯浅やリーグ優勝したオリックス・宇田川らWBC侍ジャパンメンバーと会食し、悔しさを感じた。「負けないようにやらないといけない」。新人王に輝いた22年からのステップアップの3年目へ向かう。（川島 毅洋）
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