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Tuesday, July 21, 2020

マイナポイント、Suicaに決めた - Impress Watch

マイナポイントにSuicaを選ぶ

9月1日から「マイナポイント」がスタートします。キャッシュレス決済手段を“ひとつ”選んで、チャージまたは買い物に対して、最大25%の“プレミアム”が付与される施策で、付与上限は5,000円相当。つまり、2万円のチャージや買い物で5,000円相当が戻ってくるという政府の施策です。

政府が推進する「マイナンバーカード」の普及とキャッシュレスの普及促進を狙った政策のため、マイナポイントの参加にはマイナンバーカードの取得が必要です。マイナポイントの期間は9月1日から2021年3月31日まで。詳しくは別記事で紹介していますが、申し込める決済サービスが“ひとつだけ”なので、各社が独自にプレミアムを付けたユーザー獲得競争も起きています。

マイナポイントってなに? 9月からの“キャッシュレスでお得”に備える

マイナポイント、5千円に“プラス”がもらえる決済サービスは?

選択肢が多くて悩ましいのですが、筆者は「Suica」を選びました。Suicaの場合、マイナポイントの5,000円相当+1,000円相当のポイントで合計6,000円。合計7,000円の「WAON」、合計7,500円の「d払い」に比べると見劣りします。

ただ、マイナポイント実施期間の9月から来年3月まで、ほぼ間違いなくSuicaに2万円以上チャージすると思われ、確実にマイナポイント5,000円を貰えるはず。筆者はd払いもよく使いますが、Suicaほどは頻度は高くありません。また、7,500円の“使い方”を考えるのが億劫で、用途は交通費と軽い飲食に限定されるSuicaのほうが気楽だと考えSuicaを選択。実際にマイナポイントの決済手段として登録してみました。

マイナポイントのスケジュール

マイナンバーカードの取得

マイナポイントの申込みにはマイナンバーカードが“必須“です

マイナポイントを予約

「マイキーID」を発行します

7月~:キャッシュレス決済サービスの登録

7月1日から開始。“どれかひとつ”決済サービスを選択。一度選ぶと変更不可

9月~:決済やチャージの利用

9月1日から2021年3月31日まで。ポイントの付与方法や付与時期は決済サービスによって異なる

マイキーIDを取得しよう

Suicaの登録の前に、マイナポイントをおさらいしましょう。

別記事でも紹介していますが、マイナポイントのためには3つの準備が必要です。

・マイナンバーカードの取得
・マイナポイントを予約(「マイキーID」の発行)
・キャッシュレス決済サービスの登録

マイナンバーカードの取得は省略するとして(1カ月以上かかるので申請はお早めに)、「予約」「登録」が必要です。後者の登録がSuicaの紐付けですが、その前に紐付けに必要な「マイキーID」を取得するのが、「マイナポイントを予約」です。

マイナポイントの予約は、スマホの場合は、「マイナポイント」アプリからマイナンバーカードを読み取り、パソコンの場合はICカードリーダーを使ってマイナンバーカードを読み取って、4桁のパスワード(暗証番号)を入力。これで、マイナポイントの予約が完了。マイキーIDが発行されます。

一応パソコンも対応していますが、Internet Explorer 11限定なので、基本はスマホで行なうものと考えたほうがよいと思います。

また、スマホがマイナンバーカードの読み取りに対応していない場合や、サポートを受けたい場合は、「マイナポイント手続スポット」も用意されています。市区町村などの窓口で、マイナポイント予約が行なえるもので、「マイナポイント手続スポット検索」から住まいの近くのスポットを検索できます。

マイナポイントにSuicaを登録!

そしてここからが本番。「キャッシュレス決済サービスの登録」です。ここで登録することで、Suicaがマイナポイントの決済サービスとなり、一度設定したら変更はできません。

筆者はiPhoneのモバイルSuicaを紐付けました。

Suicaのマイナポイント登録で注意点が2つあります。まず、対象となるのは記名式のSuicaおよびモバイルSuicaで、無記名のSuica、記念SuicaはJRE POINTに登録できません。

もうひとつは、マイナポイントはJR東日本の共通ポイント「JRE POINT」で付与されるのですが、このJRE POINTを得るためには、「JRE POINT Web」への登録が必要です。すでに設定済みの人はいいのですが、新たに登録する人は複数の作業が必要となるので少し面倒かもしれません。

ただ、JRE POINT Webに登録しておけば、JR東日本の電車に乗ったり、JRE POINT加盟店でのSuica利用でポイントが貯まるので、JR東日本をよく使う人であれば、マイナポイントを登録しなくても申込みをしておくとよいでしょう。

Suicaでポイントを貯める。JRE POINT会員登録

SuicaをJRE POINT Webに登録済みの人の操作は比較的シンプルです。

まず、JRE POINT Webにログインした時に表示される「JRE POINT交換番号」を用意。筆者はアプリを起動してトップ画面の番号をコピーしておきました。

次いで、マイナポイントアプリを立ち上げて、マイナンバーカードをかざしてログインすると、マイナポイントの申込みページが表示されます。

申込へ進むと、[決済サービス選択]と出てくるのでここで[Suica]を入力して検索して、Suicaを選択。利用規約に同意して、申込情報を入力します。

申込情報では、決済サービスIDと氏名(全角カナ)、生年月日(半角数字8桁)を入力するのですが、ここが注意点です。決済サービスIDは、JRE POINTアプリやWebサイトに表示される「JRE POINT交換番号」を入れます。

あとは氏名と生年月日を入れればいいのですが、なぜかマイナポイントの申込みページ上は、[セキュリティコード1][セキュリティコード2]という入力フォームになっているため、表示画面だけでは正しく入力することは困難です。

記入例が表示される
セキュリティコード1に氏名をカナで入れる

一応入力画面の冒頭にセキュリティコード1の部分に氏名をカナで入れることなどを紹介しているほか、Suica/JRE POINTのマイナポイント解説ページでも、記入例をこれでもかというぐらい大きく記載しています。入力時に戸惑わないためにも、この点は覚えておきましょう。

あとは申込み情報を確認し、再度マイナンバーカードを読取、本人認証(4桁のパスワード入力)を行なうと申込完了。これでマイナポイント×Suicaの申込が完了です。もうほかの決済手段を選ぶことはできません。

登録完了。チャージするのは9月から

マイナポイント申込と決済サービスの登録が完了したので、早速「チャージしてマイナポイントをゲット」といきたいところですが、マイナポイント事業自体のスタートは9月から。今チャージや決済をしても、ポイントの対象になりません。なので、設定を終えたら、あとは9月を待ちましょう。

なお、Suicaの場合は、チャージした翌月に前月分のチャージ金額の25%をポイントとして付与するとのこと。9月にチャージした分のポイントが10月に付与されるという形です。

また、Suicaの場合は、JRE POINTアプリ/Webからチャージ申込みをした後で、SuicaアプリでSuicaポケット受取の操作を行なうなど、ポイントの受取がちょっと面倒です。d払いやPayPayは、期日になるとアプリにポイントが自動付与されるため手間は減ります。このように、プレミアム以外にも決済サービスごとに使い勝手に細かな違いがあります。

JREポイントでSuicaチャージ。申込みして「Suicaポケット」を受け取る

9月まではまだ時間はありますが、そろそろ自分の使い方にあったキャッシュレス決済サービスに目星をつけておきましょう。なお、7月23日7時から24日0時30分ごろまではマイナポイントアプリと予約ページのメンテが行なわれます。

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July 22, 2020 at 06:30AM
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