第93回選抜高校野球大会は11日目の1日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、本紙エリア(硬式野球チーム出身者含む)の米田友(3年・和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB・松洋中)、田中文都(同・同・保田中)の2選手がベンチ入りする明豊(大分)は、東海大相模(神奈川)に9回サヨナラ、2―3で惜しくも涙をのんだ。春夏通じて初の優勝には一歩届かなかったが、健闘の準優勝。米田選手は全5試合に先発フル出場し、チームの快進撃に貢献した。
決勝は、初回に両チームが1点を取り合い、明豊が4回に1点を勝ち越し。5回に再び追いつかれると、9回1死満塁からサヨナラ打を浴び、悲願の初Vはならなかった。米田選手は5番・三塁で、5打席に立ち4打数無安打1四球。田中選手は出場機会に恵まれなかった。
明豊は1回戦で東播磨(兵庫)に10―9、2回戦で市和歌山(和歌山)に2―1、準々決勝で智弁学園(奈良)に6―4、準決勝で中京大中京(愛知)に5―4で勝利。3年連続5回目選出で初めて、大分県勢として54年ぶりの決勝進出を果たした。
米田選手は全試合でクリーンアップを任され、18打数5安打4打点の打撃成績。東播磨戦で二塁打2本を含む3安打3打点の活躍を見せ、市和歌山戦では甲子園春夏通算2500号となる先制ソロを放った。三塁手としては、持ち前の堅守を発揮し、大会を通じて無失策。チームも史上初の5試合無失策を達成した。米田選手は「まず、大会を開催していただいたことに感謝したいです。選抜では準優勝という結果で個人的にも悔いが残る大会になり、夏に向けてもっと頑張れる機会になりました。応援してくだった方々、ありがとうございました」と話していた。
田中選手は東播磨戦で11回無死満塁の好機に代打出場。初球が暴投となり、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。また、明豊を率いた川崎絢平監督(39)は海南市出身、智弁和歌山OB。2012年に監督に就任し、学校最高の準優勝にチームを導いた。
米田、田中両選手の中学生時代の恩師、御坊タイガースの山﨑幸二会長は今大会、1回戦と決勝戦を甲子園球場で観戦。「2人ともよく頑張ったし、夏に向けて課題が見えたと思う。『夏に向けて頑張る』との言葉をもらったので、チャンスに打てるように準備をするようアドバイスしました。2人とも今日から新たな挑戦。初心に帰って努力を忘れず、夏の甲子園に帰ってきてほしい」と話している。
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