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東京・池袋で起きた暴走事故の裁判です。2日、飯塚幸三被告(90)に、禁錮5年の判決が言い渡されました。遺族側は「控訴してほしくない」と訴えています。 ■判決は「一つの区切り。空しさも」 妻と娘を亡くした・松永拓也さん(35):「もちろん、控訴する権利は被告人にはありますけども、きょうの判決を受けて、もう一度、自分自身に問い掛けてほしい」 おととし、東京・池袋で車が暴走し、松永真菜さん(当時31)と、娘の莉子ちゃん(当時3)の2人が亡くなり、9人が重軽傷を負った事故。先月29日、判決の前に夫の拓也さんは…。 松永拓也さん:「罪を償って頂きたいことを大前提で動いてきましたから、(判決は)一つの区切りである。ただ、空しさもある」 2日、迎えた判決の日。 東京地裁・下津健司裁判長:「(飯塚被告が)ブレーキペダルと間違えて、アクセルペダルを踏み続けたと認める」 ■判決の瞬間「涙が出できた」 東京地裁は、過失運転致死傷の罪に問われた飯塚被告の運転にミスがあったと認定。禁錮5年の実刑を言い渡しました。 東京地裁・下津健司裁判長:「(飯塚被告は)謝罪の言葉を言っているが、自らの過失を否定する態度に終始していて、反省しているとは言えない」 判決にじっと耳を傾けていた、拓也さん。 東京地裁・下津健司裁判長:「いいですか。遺族に責任・過失を認めて、真摯に謝るべきです。それが、被害者と遺族が求めていることなので、実現してほしいと思います」 裁判長の言葉に、浅くうなずいた飯塚被告。拓也さんは、座ったまま目をつむり、天を仰ぎました。 妻と娘を亡くした・松永拓也さん(35):「涙がやっぱり出てきた、判決が出た瞬間に。これで命が戻ってくるなら、どんなにいいことかなって。ちょっと空しさが出てきてしまったんですけど。これだけの証拠と判決を聞いても、納得できないなら、権利ですから控訴すればいい。ただ、心情的には、もう争いを続けることは、私はしたくない。やっぱり、争いを続けている。人と争っている私を、人と争い続ける私というのは、2人が愛してくれた私ではないから」 (「グッド!モーニング」2021年9月3日放送分より)
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