ハロウィンで目撃された「狐の嫁入り」の様子がSNSで注目を集めています。これはすてきな日本式ハロウィン……!
ハロウィンといえば洋風のおばけを連想しがちですが、和風な「狐」のお面と着物に身をまとって20人ほどでの行進。傘やちょうちんなど小道具に至るまで統一感のある出で立ちのため、道で遭遇したら化かされてしまうこと請け合いの完成度です。
企画したのは狐面作家の幻空堂さん。鹿児島県を中心に活動しており、今回も鹿児島市の天文館で行進を実施。「お狐ハロウィン」と題して参加者を募りました。
お狐ハロウィンは2017年から開催していましたが、昨年(2020年)は新型コロナウイルスの影響であえなく断念。2年ぶりとなった今回は、感染症対策のため規模を縮小しつつ執り行いました。
幻空堂さんにハロウィンでの街の様子を聞いたところ、「我々も万全の感染対策のうえで挑みましたが2019年より多少少なかったように感じました。それでも緊急事態宣言中よりは街に人が戻ってきたように思います」と答えてくれました。
SNS上では街で目撃した人からの投稿も話題を呼び「凄いのがおった」「黒留袖かっこいいなー」「日本だからこそのハロウィン」「1匹くらい本物が混じってそう」と、凛とした空気感が評判となっていました。
幻空堂さんはハロウィン以外でもお狐姿で月に1回ゴミ拾いを行っているほか、各種イベントへの参加、お面ワークショップやグッズ販売などで精力的に活動中。また「minne」では狐面やピアスなど自作商品の通信販売も行っています。
取材協力:幻空堂(@genkudou)さん
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