マイク・マッカーシーは2022年もヘッドコーチ(HC)としてダラス・カウボーイズに戻ってくる予定で、オーナーのジェリー・ジョーンズによれば、最初からそのつもりだったという。
ジョーンズは『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』に対し、マッカーシーHCの立場が問題になることはなかったと述べ、2人は守備コーディネーター(DC)のダン・クインが残留するよう働きかけてきたと強調した。クインDCはマイアミ・ドルフィンズやジャクソンビル・ジャガーズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ミネソタ・バイキングスの次期ヘッドコーチの候補から外れ、ダラス・モーニング・ニュースのデビッド・ムーアによると、カウボーイズと複数年の契約延長を果たしたという。
プレーオフ初戦での敗退を受けてマッカーシーHCとそのスタッフに対して明らかに不満を抱いていたジョーンズが、一転してこのような態度を示している。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区王者はホームでサンフランシスコ・49ersに23対17で敗れた。試合終盤のプレーでは、タイムアウトを残していない中で計画的なランを実行したカウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットがスパイクして時計を止めようとしたところで時間切れとなっている。
試合は49ersの24ヤードラインで終了しており、カウボーイズの敗因は試合終了間際の混乱よりも、プレーオフ記録ワーストタイとなる14回のペナルティを科せられたことにあったと言えるが、いずれにせよ、時間管理についてよく批判されているマッカーシーHCにとっては、あまりいい終わり方ではなかった。
ジョーンズはちょうど1週間前に「コーチ陣についてはいろいろと考えるべきことがある」と語っている。
また、49ers戦でのペナルティの問題に関しても、ジョーンズはマッカーシーHCのスタッフを批判していたが、現地28日(金)に交代させることは考えていないと主張した。
ジョーンズは『103.5 The Fan radio(103.5ザ・ファン・ラジオ)』で「マイク・マッカーシーが悩みの種だったという考え方については、はっきりとさせたい。そんなことは全くなかった」と明かしている。
ジョーンズはニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチを今週に退任したショーン・ペイトンをマッカーシーHCの後任にする検討を一度もしたことがないと語った。
ムーアによれば、ジョーンズは「そう推測するのは理解できる。ショーンは優れたコーチだ。しかし、私は彼と話していないし、彼がニューオーリンズを出発したことには一切関係していない。彼は私がスタッフに関してやっていることに、何の関わりもない」と話しているという。
また、ジョーンズはクインDCをダラスに残すことが最優先事項であると示唆している。
ムーアによると、ジョーンズは「私の目標はこのグループの継続性を共に維持することだった。ダン、私、マイクの3人で何度も顔を合わせて整理し、話し合った」と述べ、「ダンには(ヘッドコーチに)なる機会があると感じていたから、競争の激しい環境にあった」と続けている。
カウボーイズをレギュラーシーズンで12勝5敗に導いたマッカーシーHCはこの秋、カウボーイズのヘッドコーチとして3シーズン目を迎える。ジョーンズが有するカウボーイズのコーチングに伴う期待はされ続け、今のところはマッカーシーHCに対してもそうだろう。
【RA】
からの記事と詳細 ( マッカーシーHCの立場は問題視しておらず、クインDCは契約延長するとカウボーイズオーナー - NFL日本公式サイト )
https://bit.ly/3HjUj9O
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