涙ぐむビンセント・ゾウ、陽性反応「本当に信じられない」「感染予防に最大限の注意を…」 - 読売新聞

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　新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため、８日のフィギュア男子ショートプログラム（ＳＰ）を棄権したアメリカ男子代表のビンセント・ゾウ選手（２１）が自身のインスタグラムを更新し、涙ながら「私はより強くなって戻ってくる」と決意を話した。

　ゾウ選手は、６日に行われたフィギュア団体戦の男子フリーにアメリカ代表として出場。３位だったが、その後に陽性と判明した。ゾウ選手は、「最後まで見てくれるとうれしい」とメッセージを添えて、室内で撮影した約５分の動画をインスタグラムに投稿。検査で陽性反応が出たことに「本当に信じられない」と話し、「これまで感染予防に最大限注意を払ってきた」と時折、涙ぐみながら悔しさを明かした。アメリカ代表のチームメートに対しては「これ以上、みんなとこの冒険を続けられず残念だ」と伝えた。最後には「私はより強くなって戻ってくる。これは大きな復帰への踏み台にすぎない」と話した。

　この動画に対し、「胸が張り裂けそうだ」「早く良くなって帰ってきて」「君は素晴らしいアスリートだ」など、ゾウ選手を励ますコメントが書き込まれている。

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