予選1位
No. 1 野尻智紀（TEAM MUGEN）
「良いストーリー、ステップを踏んで戦えて、結果も得られた」
「昨日は思ったよりクルマが動かないなという感じで、個人的にはしっかり耐え忍んだ予選と決勝だったかなというところです。今年はTEAM MUGENが2台体制になったので、データ共有をしっかりしつつ、（チームメイトの）笹原（右京）選手の良かった部分も取り入れながら自分の思ったようにウルマを動かすにはどうしたらいいかを昨日の夜遅くまでチームとともに話し合って今日に臨みました。それがすごくいい方向に行って、Q1は少し自分の中でマージンを持ちすぎたかなという部分もありましたが、非常にいい手応えを感じました。タイヤの温め方も変えたら、Q2に対してはいいんじゃないかとも。それは自分のミスでうまく行きませんでしたが、良いストーリーというかステップを踏んで予選を戦えて結果も得られたので、非常に良かったと思います。決勝に関してもこの順位をキープして最後まで走り切りたいと思います。
（最初のアタックラップについて）あの瞬間、「今回はチャンスを失ったな」とそのくらいの重要な局面だったと思います。ポール（ポジション）を獲らないとレースで勝てないという思いもありましたので、なんとしても今日のポールは獲得したかった。なので、（ポールポジションが確定した瞬間）非常に嬉しさがこみ上げてきました。
笹原選手と僕とでは戦略が違うことは予選が始まった段階でわかったので、なるべく彼の邪魔にならないところで前で先に僕がアタックに入りたいなと思ったのですが、自分のミスでAコーナー（コカ･コーラコーナー）で4輪脱輪してしまったので、その周（のアタックを）諦めてなるべくタイヤの熱を上げ過ぎないようにして笹原選手に（ラインを）譲りました。願わくば彼のトゥ（スリップストリーム）を使えたら……なんて思ったのですが、離れすぎたのであまり効果は出なかったと思います。とはいえ、自分のミスもあったので反省すべき点もありますし、次回予選でしっかり修正してここに帰ってこれるように取り組んでいきたいと思います」
予選2位
No.37 宮田莉朋（Kuo VANTELIN TEAM TOM’S）
「テストと変わらないパフォーマンスができた」
「昨日の予選はちょっとトラブルがあったりして、不本意でした。今日は昨日の予選と決勝を振り返って、そのデータを活かして臨もうと思いました。Q1はそこそこ悪くはなかったけれど、トップとは（タム）差があって。Q1のBグループは昨日と同じでタイムが落ちたので、Q2ではそこら辺がコンディションの変化に対しての肝なんじゃないかなと思いました。（Q2は）やはりそのとおりのコンディションで、ほんの少しタイムを更新することができましたがまだ足りなかった部分もありました。とはいえ、トヨタエンジンユーザーでは一番でもありますし、全体的に見れば（オフシーズンの）テストと変わらないパフォーマンスができています。昨日の決勝は、パフォーマンスがすごく優れているわけではなかったので、ひとまずこの予選は予選として振り返り、次の決勝に向けて昨日の決勝よりもいい走りができるよう準備したいと思います」
予選3位
No.15 笹原右京（TEAM MUGEN）
「走りの方でもクルマの方でも求めすぎた」
「昨日に引き続き、好調なパフォーマンスを維持していたので、Q2に対しては自分でも欲をかきすぎてしまったかなと思っています。走りの方でもクルマの方でも求めすぎたかなということがありました。アタック自体、自分でも満足が行かないというか、なかなかまとめきれなかった部分があったので、その辺が今日の3番手（という結果）だったのかなと思います。ただ、TEAM MUGEN2台として今日（の予選で）1位と3位という高いパフォーマンスを見せているし、決勝に関しても昨日の課題だったスタートを含めてキチンとできれば自ずと結果がついてくると信じているので、またチームを信じてレースに取り組んでいきたいと思います。
（Q1ではスタート後、ピットに戻らずアタックを続ける戦略を採ったが）昨日も同じような戦略というか方法で問題なかったし、今日に関しては気温も含めて温度が高くなるということだったので、（ピットに戻らず）引き続きそのまま行っても問題なくQ1は通るだろうという自信もありました。もちろん、周りが違うことをやっているという認識はありましたが、自分たちのことを信じてそのまま取り組みました」
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