不運なことに2021年のボルティモア・レイブンズにとってケガは実に馴染み深いものだった。チームは2年連続で負け越すのを回避すべく、主要な守備選手たちが戻ってくることに期待をかけている。
レイブンズにはマーロン・ハンフリーやマーカス・ピータースといったディフェンシブバック(DB)たちが戻ってくるほか、新たに加入するフリーエージェントのマーカス・ウィリアムスのためにロッカーを開けている。ジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタはセカンダリーの補強が2022年にレイブンズがトップ争いにからむための助けとなることを期待しているものの、このポジションにまだ才能を追加する必要があることも分かっている。
「確かにわれわれは懸念を抱いていると思う」とデコスタGMは現地5日(火)に語った。
「お分かりだろうが、われわれは常に強いセカンダリーを望んでいるし、できるかぎり多くのコーナーを擁しておきたい。われわれは以前、彼らをレースカーにたとえた。今年はこのポジションが全体的に破壊されている。傑出した選手たちが戻ってくる一方、彼らが戻ってくるまではクエッションマークだ。したがって、われわれはマーロンがやり返すべく復帰し、マーカス(ピータース)もやり返すために戻ってくる気配であることにエキサイトしている」
「だが、この2人の後ろのデプスは薄い。われわれには再び、1巡目、2巡目、3巡目でチャンスがあり、コーチはコーナーも見ている。ドラフトで1人か2人のコーナーを取り、彼らがやってきて適切な貢献をする可能性もあるとわれわれは感じている。そのことに興奮している。また、マーカスを今年連れてきたことで、マーカスが彼らを手助けすると思っている。なぜなら、ウィリアムスはさまざまな部分で、彼の持つスキルや、彼がパッシングゲームでできることによって、そしてチャック(クラーク)と一緒であることで、素晴らしいセーフティーたちがいると感じられるからだ」
デコスタGMはレイブンズのロースター改革はまだ終わっていないことを明らかにしており、“これから数週間”でさらなる動きを発表する可能性があると予兆しつつ、守備面ではまだ“多くの仕事”があると話した。守備陣には4月上旬の段階でまだフリーエージェントであるカライス・キャンベルの復帰や、アウトサイドラインバッカー(OLB)へのさらなる追加選手が含まれる可能性がある。
もちろん、レイブンズは何もせずに手をこまねいていたわけではない。フリーエージェントのLBボビー・ワグナーの獲得にも動いていたものの、ワグナーはメリーランド州に行くよりもロサンゼルス・ラムズを選んだ。
「われわれは常に価値に目を向け、すべての選手を見ている。フリーエージェンシーの第一波や第二波が終わったからといって、決して終わらない。もう優れた選手がいないというわけではないからだ」とデコスタGMは言う。
「そして、何年もの間にわれわれがチームに加入させた選手たちの例を挙げることができる。最初に思い浮かぶのは私のお気に入りのダリル・スミス(元LB)だ。われわれは(2013年の)ドラフトが終わった後、5月に彼と契約した。今年のこのチームにもダリル・スミスのような存在はいるだろうから、われわれはそれに向けて継続していく」
ボルティモアにとって、最も好まれる選手追加の手段はドラフトだった。補償指名権を活用することから始まり、優秀な選手たちがさらなる報酬を求めて他のチームに向かうのを許容しつつドラフト指名権をストックするという実証済みの方法を取っている。
昨年は数えきれないほどの負傷によってそのメソッドが崩壊した。デコスタGMはそういった事態が再発しないように取り組んでいる。4月は2022年のデコスタGMのプロセスにとってきわめて重要であることがじきに証明されるだろう。
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