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Friday, November 18, 2022

ステップと発表会で起こす相乗効果! - step.piano.or.jp

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ステップと発表会で起こす相乗効果!

2022年10月現在、年間42,000名以上が参加するピティナ・ピアノステップ。
ステップは、人と比べないという点で、コンクールと違いがあります。
そして、アドバイザーから評価やコメントがいただけるという点で、発表会とも違いがあります。

図

コンクールとも、発表会とも違うステップですが、今回の記事ではほとんどの教室が年間行事としている「発表会」との違いに着目し、両方をフル活用している会員のインタビューから、発表会との相乗効果をもたらすステップについて考えます。


3人のインタビューから見えてきた発表会とステップの違い

  発表会 ステップ

全体のイメージと特長

全体のイメージと特長
  • おまつり、学芸会、文化祭、パーティー
  • 家族・親戚、学校の友人、先生など多くの関係者を招待する
  • 英検・漢検、定期考査、学びの場
  • アドバイザーが来場し、時にトークコンサートを行う。継続表彰者の表彰。

指導者の役割

指導者の役割 指導者は代表者であり監督 指導者も同じ目線で参加者になれる

演奏時間

演奏時間 教室全体のイベントのため、一人だけ長く演奏するようなことは難しい 出演時間の長短を決めて参加(購入)できる

2023年からは、主に23ステップで長い曲をじっくり深く学びたいという方たちに向けて、「課題曲と自由曲の2曲ではなく、課題曲1曲だけでも参加可能」にすることになりました。
「人との比較をせず」に、「客観評価を受ける」ステップが、すべてのピアノ教室にとって向上と継続のモノサシになるよう、創意工夫を重ねて参ります。

渡部 恵深 先生

島根県雲南市/指導会員

顔写真
発表会とステップをダブルで経験することは、場数を踏めるのが単純な意義ですが、学年が上がるに従い、 アドバイザーのコメントを理解し、それを次の自分の演奏に役立てようとする ことが、ステップを通してならではの実力につながっていくと思います。
私の教室にとってステップは「緊張する練習」ですので、コンクールはもちろん発表会の練習のためにステップを使うことが多いです。発表会の直前になると、どうしても練習がマンネリ化してしまいがちなところに、アドバイザーがいわば「調味料」を与えてくださるのにとても助けられています。
発表会では、家族・親戚や学校の先生など、知っている人たちの前で演奏できますが、ステップは不特定多数の前で弾くことになり、ステーションのスタッフの皆さんへの礼儀やマナーも必要で、これらもまた「緊張する練習」につながります。
また、発表会と違い、23ステップは、 ステップレベルの階段を上がること自体が上達を可視化 してくれますので、それが励みにもなっていきます。
島根・鳥取だけでもステップは8箇所で開催がありますので、生徒の居住地によって、ステップの地区を選べるところがありがたいことです。生徒にとっては、いつもの発表会のホールではない会場で、 違うピアノでどう演奏するかに対応する必要がある のも勉強になります。

姉川 里 先生

愛媛県喜多郡/正会員、伊予おれんじステーション代表

顔写真
ステップは、何と言ってもアドバイザーのコメントがいただけることと、 「次にどうすればよいか」を考えられるようになる ことがメリットです。さらに、トークコンサートが聴けること、継続表彰を目標にできること、学校の内申書に書けること、とたくさん挙げられます。 また、発表会は、一人当たりの時間配分がどうしても同じような長さになりますので、演奏の持久力をつけるのには物足りない面がありまして、その点で、フリーステップで 長めの曲やプログラムを最後まで緩まずに弾ききれる力 をつけられるのが、ステップのもう一つの大きなメリットだと思います。 生徒たちが、 発表会をお祭りのように、ステップを英検とか漢検のように、そしてコンクールを中学や高校の受験のように 、次のステージはどれにするか自分で選択してくれるように感じています。 私の場合は、生徒と連弾のペアを組んで 自分自身が参加者になる ことで、生徒との関係性をより深めることもできています。

杉浦 美貴 先生

石川県金沢市/指導会員

顔写真
教室のパーティーのような雰囲気で、得意分野やアンサンブル企画を楽しむ場であるのが発表会だとすると、 少し襟を正した感じで時に苦手分野にも取り組むステップは、学びの場 、というふうに使い分けています。
ステップは、発表会とコンクールの真ん中にあるイメージですが、ステップのあと、コンクールを目指す生徒が半分いる一方で、残りの半分はステップが好きでステップにひたすら参加しています。例えば、おじいちゃんおばあちゃんに生の演奏を届けるといって、近くの地区に行って参加したり、大人の生徒で自分が誰も知らない土地に出かけていって演奏を楽しむといった方もいますよ。
ステップはセカンド・オピニオンですね。生徒も、指導者も安心が得られますし、発見があります 。近しい関係では気づけない・見えないものを指摘していただき、アドバイスという名のお薬をいただくようなイメージです。だから発表会だけでなく、ステップも必要なんです、ということをご家庭に説明します。

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