複数のランニングバック(RB)が離脱してデプスチャートが流動的な中、デンバー・ブロンコスはケガをしてリハビリ中の若手スターの1人について前向きな進展を発表した。
現地20日(木)のドラフト前記者会見の席で、ジェネラルマネジャー(GM)のジョージ・ペイトンは膝のケガから回復中のジャボンテ・ウィリアムズの経過について、予定通り2023年のどこかの時点で復帰できるだろうと述べた。
「ジャボンテのリハビリはとても順調に進んでいる」とペイトンは語っている。「日にちは決まっていないが、良い感触を得ていて、今シーズン中には戻ってきてくれるだろうと感じている。具体的な時期は分からない。彼の経過はとても順調だ」
ウィリアムズは2022年シーズン第4週に複数の靱帯(じんたい)を断裂し、903ランヤードを記録したルーキーイヤーと比べて、2年目は47回のラン、204ヤードに限定されてしまった。
2022年に少なくとも200ヤードを記録して、来るシーズンに戻ってくる予定のRBはブロンコスでウィリアムズだけとなっている。ペイトンの前向きな予想でも開幕から数週間は欠場する可能性があることから、チームはRBルームの強化に向けた動きをすでに開始している。具体的にはシンシナティ・ベンガルズで昨シーズン、ジョー・ミクソンに次ぐナンバー2として394ヤードを稼いだサマジェ・ペリーンの獲得だ。ウィリアムズが復帰するまでの間、ペリーンはチームでRBのナンバー1を務めることができ、ウィリアムズが戻ってきて2人がそろったら自分たちは“危険な”デュオになれると先月話していた。
それは楽しみなことではあるが、シーズン開幕前にブロンコスがさらなるバックをロースターに加えたいと考える可能性もまだ残されている。もう1人ベテランのフリーエージェントを獲得することでもそれは可能だが、ドラフトボードから有望なRBたちを除外してはいないとペイトンは言い、適切な機会が巡ってくれば喜んで追加すると述べている。
「他の全てのポジションと同じように、ドラフトのどの段階であれ、そこにランナーがいて、それがベストプレーヤーであれば、われわれはランニングバックを取る。それは確実だ」とペイトンは語った。「フリーエージェンシーに関して述べたとおり、われわれはドラフトを通してベストな選手たちを選べるようにニーズを調整しておいた。手を伸ばす必要はない」
ヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンも、フリーエージェンシーでの動きがドラフトプロセスにおいて選択肢を広げる役目を持っていたというGMの言葉に同意し、自身がニューオーリンズ・セインツにいた時に経験した同様の状況を振り返った。2017年にセインツはポジションの選択肢を他に持ちながらも、その場の状況判断でRBアルビン・カマーラをドラフトで指名している。
「ニューオーリンズでも、1人(マーク・イングラム)がいてエイドリアン・ピーターソンと契約したばかりという状況で自分たちのシナリオを議論していた。トップ2については満足していた。ところがまだカマーラが残っていた。なのでトレードバックしてアルビンを指名したんだ」とペイトンは説明した。「価値ある判断だ。それがフリーエージェンシープロセスの重要性であり、ジョージが少し言及したことだ。ドラフトでフレキシビリティが得られるように、自由度が高まることを期待して動く。ダブルオーブンの代わりにトースターを選ぶ羽目にならないようにね」
その動きは明らかにセインツにとって成功だった。ペイトンと彼の新チームは今、1週間足らずでまた同じような決断を迫られるかもしれない状況にいる。どう転がるにしろ、ブロンコスはRBルームの補強を完全に終えたわけではなさそうだ。たとえスターの1人が今後戻ってくる予定だとしても。
【M】
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