今季のブンデスリーガを4位で終えたウニオン・ベルリン [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第34節(最終節)の9試合が、現地時間27日に一斉開催された。
前節終了時点で4位につけていたウニオン・ベルリンは、本拠地に12位ブレーメンを迎えた。ホームの大声援を受けるウニオン・ベルリンはシュート数でブレーメンを上回り、試合を優位に進めるもなかなか得点を奪えず。それでも81分、右サイドからの攻撃を起点に、最後はラニ・ケディラが右足の狙い澄ました一撃を沈め、先制に成功。試合はそのまま1-0でタイムアップを迎えた。
今節の勝利により、勝ち点を「62」(得失点差+13)まで伸ばしたウニオン・ベルリン。前節終了時点で勝ち点で並んでいた5位フライブルクが、同時刻開催の一戦でフランクフルトに敗れたため、今シーズンの4位以上が確定。クラブ史上初めて、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。
1966年に創設されたウニオン・ベルリンは、DDRオーバーリーガ(旧東ドイツにおける1部リーグ)などで黎明期を戦い、その後はドイツ3部や2部相当のリーグを主戦場としていた。2018-19シーズンのブンデスリーガ2部を3位で終えると、シュトゥットガルトとの入れ替えプレーオフを制し、トップリーグに昇格。ブンデスリーガ初年度は11位という成績を収めた。
昇格2年目の2020-21シーズンは7位と躍進し、翌シーズンのカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得。迎えた2021-22シーズンは、ECLでグループステージ敗退に終わったものの、ブンデスリーガでは前年よりも順位を上げて5位でフィニッシュ。ヨーロッパリーグ(EL)への出場を決めた。迎えた今シーズンは、ブンデスリーガで開幕から好調を維持し、序盤戦はバイエルンやドルトムントを抑え首位をキープ。堅守をベースに安定した戦いを見せ、最後まで上位争いを演じ続けた。今シーズンのリーグ戦での失点数は、バイエルンと並ぶ最小タイの「38」となっている。なお、今シーズンはELでもベスト16進出を果たした。
2021-22シーズンのECL、2022-23シーズンのEL、そして2023-24シーズンのCLと着実にステップアップを遂げているウニオン・ベルリン。果たして、欧州最高峰の舞台に臨む来シーズンは、どのような戦いを見せるのだろか。
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