バルセロナの財政部門副会長エドゥアルド・ロメウ氏が、パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ復帰の可能性について言及した。
財政難に陥りながらも今夏でのメッシ復帰を目指しているバルセロナ。その鍵を握っているとされるのが、スペインプロリーグ機構に提出した今後2シーズンの持続可能な経営プランだ。
バルセロナがMFガビやDFロナルド・アラウホのトップチーム登録、アトレティック・クラブDFイニゴ・マルティネス獲得、そしてメッシの復帰を実現するためには、ラ・リーガに提出したプランの承認が不可欠とされているが、ロメウ氏はたとえ同プランが承認されたとしても、メッシ復帰に必要な条件は変わらないことを強調。つまりは、選手放出が必須であるようだ。
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同副会長はスペイン『カタルーニャ・ラディオ』とのインタビューで、次のように説明している。
「ラ・リーガに経営プランが認められたとしても、選手を売却しなければメッシが戻ってくることはない。一つは決算の話であり、もう一つは財政的フェアプレー(サラリーキャップ)の話なんだ。人件費のやり繰りについては、10選手が加われば10選手が去らなくてはいけない。それは名前に関係なく、なんだよ」
ラ・リーガのハビエル・テバス会長は先に、バルセロナがしっかりと収入と支出のバランスを取り、“40%ルール”を遵守すればメッシを復帰させることは可能と語っていた。“40%ルール”とは、サラリーキャップを超過しているクラブに関しては、放出選手の売却収入や浮いた年俸の40%分しか新選手の獲得及び登録に回すことができないルールである。
「私たちはラ・リーガから経営プランについての青信号が出るのを待っている状況だ。プランに記した数字は、とても厳密かつ保守的なもので、来週にも承認されることになるだろう。私たちのプライオリティーは(ガビやアラウホの)選手登録にあり、その後には選手補強のために最善を尽くす。しかし、補強をするためには選手を放出する必要がある」
「私たちは今回、例外的なオペレーションを実現できない。“レバー(資産売却)”を引くことは禁止されてしまったからね」
ロメウ副会長はまた、メッシ復帰のインパクトで手にできる収入は、現時点で計算できないものであることを強調した。
「メッシが“レバー”になることを見込んではいない。それはエコノミーというよりもソーシャルのテーマなんだ。メッシが生み出す収入を計算に入れて動くことはできない」
冬の移籍市場が閉鎖した段階で、バルセロナが人件費として使用できる額は約6億5000万ユーロだったが、ロメウ副会長によれば来季はそれを4億8000万ユーロまで減らす必要があるようだ。
「選手放出による収入は計算していないが、しかし私たちは約2億ユーロの費用を切り詰めなければいけない、マーケティングやスポンサーも獲得していくが……下部組織の選手たちをほかのクラブに譲るという選択肢もあるかもしれないね」
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