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Wednesday, July 26, 2023

サラリーマンの聖地に戻ってきた“日本の夏” キリン 一番搾りで乾杯 ... - 朝日新聞デジタル

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~キリン 一番搾り 4年振りの夏応援プロジェクト~

コロナ前の最後のリアル開催となった2019年の新橋こいち祭。この熱気が4年ぶりに戻ってくる=新橋こいち祭委員会提供

古き良き雰囲気を残す東京屈指の酒場街、新橋。この町の夏を彩るのが「新橋こいち祭」だ。名称の由来は「小一時間どう?」の誘い文句。“サラリーマンの聖地”で開かれる祭典を、長年、キリンビールが協賛してきた。4年ぶりのリアル開催となる今年も、さらにおいしくリニューアルした「一番搾り」が最高の夏を後押し。待ちに待ったこの時に向け、奮闘する人々の想いに迫った。

4年ぶりの「リアル開催」にかける思い

「小一時間」遊んでいってください。新橋こいち祭の名前には、そんな由来があるという。新橋こいち祭委員会の副委員長を務める井手光裕さんに話を聞いた。

井手さん自身が携わるようになって、およそ20年になる。年々来場者は増え、近年は2日間で14万人を集める新橋の夏の風物詩に成長した。

「小一時間、新橋で遊んでいって」という想いから「新橋こいち祭」が誕生した。この2日間は新橋駅前が祭り一色となる=新橋こいち祭委員会提供

コロナ禍の3年間は、オンライン配信など試行錯誤した。井手さんの胸に去来するのは、人が集まって祭りができなかった過去3年の夏の新橋。「街にあったいつもの光景がなくなって、寂しかったんですよね。ここ何年かは祭りを開催するかどうか議論すると意見が割れていましたが、今年は満場一致で開催、いよいよです」と井手さんの言葉に熱がこもる。

新橋こいち祭委員会・副委員長の井手光裕さん。飲食店が軒を連ねる新橋駅前にも活気が戻ってきた

井手さんが振り返った寂しさ、その一つがビールを楽しむ人たちの賑やかさが失われていたこと。この夏、新橋駅前のSL広場を中心にその活気が広がるのを心待ちにしている。提供されるのは、キリン 一番搾り。祭りとキリンビールには長い付き合いがある。「1回目からほぼずっと、長いお付き合いですね。キリンの社員の方が『こんなふうにやるといいですよ』とか、ビアサーバーの前で手際よくレクチャーしてくれて。1杯に込める熱さが、さすがだなと」

新橋は日中から夜にかけての人出は戻ってきているという。「この祭りを機会に、やっぱり新橋は面白い街だと再認識してもらうきっかけになればと思っています」と井手さん。15時から始まる縁日を満喫する家族と仕事終わりに合流、同僚と帰りがけに1杯、もちろん一人でも。多様な人を受け止める街だけに、楽しみ方は幅広い。

そう話す井手さんの話に大きく頷きながら耳をかたむけるのは、キリンビール東京支社長の北川直司さんだ。

この夏の祭りが苦しい時期を切り抜けた証しになる

北川 私たちもまたご一緒できてうれしいです。コロナ禍は祭りを運営される皆さんにも、外食産業などの地元商店の皆さんや新橋を訪れるお客様にも、我々にもつらい時間でした。どこに向けたらいいかわからない切なさ、やるせなさがありましたよね。

井手 人が集まってくる街なので、閑散としていた時は寂しい気持ちでした。

北川 新橋はビールメーカーにとって大切な街。単にたくさん飲んでいただけるということに限らず、色々な魅力があると思っています。皆さん気持ちよくお酒を楽しんでいて、人の垣根がないというか。

井手 人が仲良くなれて、つながり合いやすい街ですよね。新橋こいち祭は30年ほどになりますが、運営する側も団結できるようになりました。きっかけが大事だなと感じます。

新橋こいち祭の魅力や思い出を語る井手さんと北川さん

北川 今回の新橋こいち祭は苦しい時期を切り抜けた証しになるはずです。我々もおいしいビールをお届けするぞと意気込んでいます。お客様の笑顔が見たいですし、笑顔で手渡したいですから。ビールは一番搾りが中心。キリンビバレッジのソフトドリンクも取りそろえて幅広い世代の方に喉をうるおしていただこうと考えています。

井手 今年も一番搾り、ありがとうございます。祭りで飲むビールは格別におしいことはもちろん、グループ感が出るのがいいと思っているんです。乾杯の笑顔、一人で何杯か買って配っているところとか。いい風景です。

北川 そうですね。列の後ろから待ちきれずに先頭をうかがうワクワクした様子だったり、ようやく手にした時の笑顔だったり。幸せを感じますね。私も新橋こいち祭でお客様をお迎えしたことがありますが、サーバーからビールを出し続けてタップを戻せないぐらいの盛況ぶりでした。

井手 出店やステージの催しも少しずつ増やして、ようやくここまできました。こだわっているのは、手づくり感です。例えば日中は地元小学生の和太鼓、ダンスチームのフラメンコも華やかです。雑多といえば雑多ですが、みんなが主役で輝ける街がいいなと思うので。それをお客様がほほえましく見つめてくれる空気感がうれしいです。

北川 みんなが主役でありながら、つながり合えるのがいいですよね。我々も今年は支社の社員全員で伺って、皆様と一体感を持って取り組みます。

井手 そうですか! 逆にプレッシャーが(笑)。ありがたい限りです。キリンビールさんが出店するSL広場は開けているうえにJRのホームから見えるので、ふらっと立ち寄ってくださる方が増えそうです。ビールのある風景、そそられてしまいますね。

北川 新橋は銀座や築地が近いですし、食のこだわりが強い、食いしん坊の方が多いと思っています。満足していただける1杯、お届けしたいです。

井手 満足感、そうですね。今回久々の開催で、変えていくべきものと変えてはいけないものを見極めるいい機会になると思います。やっぱり100年続いてほしいですから、喜ばれるものを目指していきます。

北川 伝統にも進化は欠かせません。一番搾りも常に変わらない価値の提供を大切にしています。品質にこだわって、いつまでも新橋に似合うビールでありたいですね。新橋こいち祭を入り口に、新橋を楽しんでもらえるよう、頑張りましょう!

様々な人々の思いを乗せて至福の一杯に胸躍る

今年も司会・ナレーションを務めるフリーアナウンサーの近藤祥子さんは、11年前は違う立場で新橋こいち祭のステージ上にいた。ゆかた美人コンテストの出場者で、当時は大学3年生。見事、グランプリを獲得した。アナウンサー志望のため、人前に立つ機会を探していたという。「幼い頃から茶道を続けていて、和装ができるので応募しました。新橋との縁はその時から。この道に進むきっかけをくれたイベントです」

第17回の新橋こいち祭でゆかた美人コンテストに出場し、グランプリを獲得した近藤祥子さん=新橋こいち祭委員会提供

近藤さんが司会に立つのは桜田会場のやぐら付近。地元商店による出店の話題から盆踊りの曲紹介まで、あらゆる情報を楽しく軽やかに届ける。新橋には今や、地元ともいえる愛着がある。新橋こいち祭の魅力を、どう感じているのだろう。

「まず平日にやっているのが、新橋らしいですよね。やぐらの上からマイクで話している間、盆踊りに人が吸い寄せられてくるのが見えるんです。ちょっと加わってみようかなという人もいて、輪が広がっていく感じがすごく好きですね」

夕暮れ、笑顔の大人の手元には黄金色の一杯がある。「終わったら私も、と思いながら楽しくアナウンスします。だいたい家族や友人が来てくれて、終わりがけに合流してお疲れ様の1杯をいただくことが多いです。また明日も頑張るぞと思える幸せな時間ですね」

近藤さんはおいしさだけではない、ビールの力を知る存在でもある。学生時代にはビールの売り子として一番搾りのサーバーを背負い、東京ドームを駆け回ったことがあるという。「熱狂するシーンにビールって合いますよね。手渡す時のわずか数秒が笑顔で、気持ちのいいコミュニケーションになる。この夏、皆さんに楽しんでほしいです」

7月27日(木)、28日(金)で開催される「新橋こいち祭」は、3会場で実施。JR新橋駅前のSL広場会場は12:00〜20:30まで、駅から徒歩2分ほどの桜田公園内にある桜田会場は15:00~20:30まで。いずれも地元商店を中心とする出店が多数並ぶ。「キリンビール酒場」はSL広場会場で日比谷口すぐ。桜田会場は両日ともに盆踊りが開かれ、17:00から浴衣の無料着付けサービスが利用できる。

平日にふらりと立ち寄れる大人にうれしい夏祭り。とびきりの一杯がここにある。

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。
お酒はなによりも適量です。
のんだあとはリサイクル。

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