米OpenAIが11月17日(現地時間)に解任したサム・アルトマンCEOは、解任前から新たなAI系企業の立ち上げを投資家らに売り込んでいたと、米New York Timesが18日、同氏の計画に詳しいという3人の匿名の関係者の話として報じた。
アルトマン氏は、同日OpenAIの取締役会長を解任され、社長を辞任したグレッグ・ブロックマン氏とともに新企業立ち上げを計画中という。
2人は18日の夜、新企業の概要を検討し、OpenAIの従業員の誰が入社するかを検討したという。アルトマン氏はそのころ、「openaiのチームが大好きだ」とX(旧Twitter)にポストし、多数のOpenAIの従業員がハートの絵文字でリプライしている。
New York Timesによると、アルトマン氏はここ数カ月、投資家などに多様な新プロジェクトを提案してきたという。米Appleの元CDO、ジョニー・アイブ氏とのAIデバイス開発もその1つだ。このプロジェクトは孫正義氏がバックアップするとみられている。
米Bloombergによると、アルトマン氏はコードネーム「Tigris」の下、米NVIDIAの製品に匹敵するAI向けのカスタムTPUメーカーというアイデアも売り込んでいるという。このプロジェクトには、米Microsoftを含む多くの企業やVCが関心を示しているという。
著名投資家のヴィノド・コースラ氏はXに「@sama(アルトマン氏)がOpenAIに復帰することを望んでいるが、彼が次に何をするとしても彼を支持する」とポストした。米Googleの元CEO、エリック・シュミット氏はXに「彼(アルトマン氏)が次に何をするのか楽しみだ」とポストした。
アルトマン氏は18日と19日、OpenAIの取締役会と復帰について協議中と報じられた。同氏は取締役会に対し、19日の午後5時までに結論を出すよう要請したとされているが、本稿執筆現在(午後5時45分)、関係者からの発表はまだない。
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