記録的な大雨から2カ月半、浸水被害をうけた福島県いわき市の小学校が本来の校舎で授業を再開した。先生が子どもたちに伝えたのは、喜びと感謝の気持ちだ。
「おはようございます」
約2カ月半ぶりに子どもたちの姿が戻ったいわき市の宮小学校。遠藤謙一校長は「やっと、戻ってくることができました・・・。私たちの学校に」と話す。
2023年9月に福島県の浜通りを襲った記録的な大雨。宮小学校は校舎の1階や体育館が浸水するなど大きな被害をうけた。その後、子どもたちは近くの中学校の教室を借りて学校生活を続けてきた。
宮小学校・遠藤謙一校長:「水害前の教育活動に戻ることが一番の形になると思います。一日も早く宮小学校での授業再開ができることを待っています」
大雨から約2ヵ月半、校舎の復旧が終わり、授業再開の準備が整った。25日は先生たちが机などを運び込んだ。3年生の担任・溝井智大先生は、この教室で再び授業ができる日を心待ちにしていた。
宮小学校3年生担任・溝井智大教諭:「やっぱりずっとここで勉強してきた子どもたちなので。こちらの教室の方が絶対安心感があると思うので、違うと思います。みんなに助けてもらったことを忘れずに、これから成長していくうえで、自分たちが今度は助けられる側に、助けてあげられる側になれるといいかなって思いはありますね」
子どもたちに感じてほしいのは、再開できた喜びと感謝の気持ちだ。
溝井先生:「きょう楽しみに来ましたって人~?(手上げる)何が楽しみだった?」
児童:「えっと宮小で授業ができること」
溝井先生:「すごく嬉しそうな顔と、生き生きした皆さんの様子が見られて、本当に帰って来れてよかったなということを改めて実感してます」
多くの人の支えがあって戻ってこられた本来の校舎。溝井先生の思いは、しっかりと伝わっていた。子どもたちは「色んな人が手伝ってくれたから、宮小に戻れたから嬉しかったです」「緊張もしました。前は(内郷)二中だったから、宮小が浸水したから気になって」などと話す。体育館では、まだ復旧工事が続くなど課題もあるが、子どもたちと共に一歩ずつ進んでいく。
宮小学校3年生担任・溝井智大教諭:「のびのびと、子どもたちと一緒に生活できたらなと思うのと、あとは感謝の気持ちをいつまでも忘れないようにということも子供たちと一緒に考えていけたらなっていうことも思います」
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