【廃プラ問題・ホテル業界が迫られる対応】
2022年4月のXデーとは、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行日であり、この日よりプラスチックごみの年間排出量が5トンを上回る企業に対してプラスチックごみの削減が義務化されます。ホテルや宿泊施設などで排出されるアメニティは、殆どがワンユースのプラスチック品であり、ホテル側の選択としてはこの削減対策として、アメニティの供給の削減や、アメニティ自体をプラスチック以外の代替素材に置き換えるなどの必要性が出てきます。中でも歯ブラシは、ホテルのプラスチックごみの75%を占めており、歯ブラシごみ問題はホテル業界にとって大きな問題と言えます。
【竹割箸開発から始まった竹製品事業】
弊社の取り組みはさかのぼること2007年、丁度コンビニ大手のセブンイレブンの割り箸が竹製になった頃、弊社も竹割箸を開発し、販売を開始しました。なぜコンビニの割り箸が木から竹製になったのか、当時は森林の環境保護が謳われていた時代であったため、木の代替素材として割り箸業界の目に止まったのが「竹」でした。竹は木よりも成長のサイクルが早いため、定期的に伐採する素材としては優秀でした。そして何よりかつて日本では日常道具が竹製だった時代が有り、日本人には馴染みの深い素材でした。
【試作とOEMを経て自社製品化】
しかし竹には天然の抗菌作用はあるものの、もとは植物なので、歯ブラシのように濡らしてくり返し使うようなものは、しっかり乾かさないとカビが生えてしまうデメリットがありました。もとより日本を始めとした東南アジア地域では、その多湿な環境が災いして生活におけるカビ問題は今も昔も変わりません。その対策として防カビ剤の使用が一般的ですが、口に含むものに対して薬剤の使用はできるだけ回避したいと考え、防カビ剤を使わずにカビを防ぐ方法として、徹底した洗浄と紫外線による殺菌処理を行い、竹に寄生する虫や雑菌を取り除き、含水率を7%以下にすることで、製品として保存できる竹割箸商品に仕上げました。この技術は当社の独自技術として特許登録されており、竹歯ブラシにもこの技術を使用し、製造されています。
この当社の技術に着目いただいた、日本初サステイナブルブランド「MiYO ORGANIC(ミヨオーガニック)」より竹歯ブラシのOEMを受けて供給。この製品をさらに改良し、自社ブランドとして発売に至りました。
【商品特徴】
本体部分の竹素材は、周囲50cm以上にもなる孟宗竹が強度として最適な4年目に収穫したものを使い、また、ブラシ部分も植物性に近づけるべく、ナイロン610(※)を採用。多くの竹歯ブラシで唯一ナイロン部分として残されていたブラシ部分の植物化を高めました。また竹歯ブラシは、海外製のものは結構あるものの、その多くがブラシ部分が大きく日本人向けでないことから、ブラシ部分を小さくして使いやすく仕上げました。
(※ナイロン610…ヒマシ油を精製したセバシン酸を62% と、ヘキサメチレンジを合成して作られたナイロンポリマー。)
この製品は2021年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売が行われ、近年のプラスチックごみ削減意識の高まりもあり、プラスチックフリーの生活を望むユーザーより「一般でも買えるようにしてほしい」との要望を受け、一般販売のチャネルとして自社ECサイトとAmazon(※予定)にて販売を開始。
また、ホテル等の宿泊業者に対しては1ケース800本(単価@40円)からの販売も用意されています。また、10,000本よりオリジナルのロゴ入れ、30,000本よりオリジナルの小箱の作成も可能です。詳細は当社HPよりお問い合わせください。
【アステップ会社HP】
https://1963astep.com
【商品概要】
- 商品名:Bamboo Toothbrush(バンブートゥースブラッシュ)
- 種 類:天然(竹そのままの色)、燻し(炭化したやや茶色)
- 一般小売価格:1本@¥100+消費税(販売は10本セットより・1,100円(税込)+消費税)
- 卸売価格:1本@¥40+消費税 1ケース(800本)より。
【アステップ公式通販サイト】
https://1963astep.shop/
からの記事と詳細 ( 【新商品】Xデーは2022年4月!ホテル業界が直面する課題に挑む竹歯ブラシ「Bamboo Toothbrush」発売開始。 - PR TIMES )
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