ビジネスを加速するために求められるハイブリッドなITインフラ環境
近年、ITワークロードの場所は、オンプレミスからパブリッククラウドへ移行しているが、一部では、オンプレミスへ回帰する動きがみられる。たとえばモルガン・スタンレーが企業のCIOに対して行った調査では、2019年時点ではオンプレミスが34%、パブリッククラウドが47%という回答に対して、2021年では前者が43%、後者が37%という結果だった。これはセキュリティやコスト削減、そしてガバナンス強化といった要因が考えられる。他にも、業務拠点に近い場所でリアルタイムに分析するエッジ端末の利用が増えていることも挙げられる。
このように、これからのITはさまざまな要件に柔軟に対応するため、オンプレミスとパブリッククラウドをそれぞれ採用したハイブリッドクラウド環境や、さらに複数のIaaS/PaaS/SaaSを連携させながら使い分けるマルチクラウド環境になることは明らかだ。
DXを実現し、ビジネスを加速するために柔軟性や俊敏性が求められており、アプリケーションのモダン化の推進、アジャイル開発が促進されている。そのために、ITインフラ側も進化しなければならない。そして、「理想のITインフラ」を目指すには、3つのステップが考えられる。
第1のステップとして、オンプレミス環境のITをモダン化して、設備投資や運用コストの削減を目指す。第2に、運用管理の予測分析や自動化を取り入れ、トラブルの起きにくい基盤を構築し、さらなる品質向上と運用コスト低減を実現する。第3のステップでは、セキュリティやコスト、ガバナンス要件をクリアするマルチクラウド環境を実現する。
DX実現のための「理想のITインフラ」を構築するべく、マルチクラウド環境へ“モダン化”を一気に解決するための環境作りについて、解説する。
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・クラウドのメリットをオンプレミスでも享受できるインフラとは?
・準備期間、導入・運用の手間、初期投資コストを軽減できるには?
・「リモートワークに最適」なのはこの環境
からの記事と詳細 ( DX成功のための「ITインフラ整備ステップ」とは? “モダン化”を一気に進める方法 - ビジネス+IT )
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