船の乗組員を目指す実習生たちが訓練を行う練習船「銀河丸」が２０日、函館港に入港し、函館出身の実習生が「実りある実習にしたい」と抱負を話しました。
独立行政法人・海技教育機構の練習船「銀河丸」には、船の乗組員を目指す実習生１５０人が乗り込み、今月１日から、各地を航海しながら船の操縦などを学んでいます。
「銀河丸」は、２０日午前１０時ごろ函館港に入港し、実習生たちが教官の指導を受けながら、船の上から岸壁に船を固定するためのロープを投げ、船から降りる階段を設置していました。
「銀河丸」は燃料の補給などを行ったあと今月２５日に次の寄港地である富山県の港に向けて出発し、６月まで全国をまわりながら訓練を続けるということです。
「銀河丸」には、函館市出身の実習生小野さくらさんも乗り込んでいて、「函館港に保存されている青函連絡船の摩周丸を見学したときに、私もこんな船を操縦してみたいと思い、フェリーの航海士を目指しています。船に乗って函館に戻ってくるのは新鮮な気持ちです。実りある実習にしたいです」と話していました。
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